NucleoBond® Xtra BAC

操作手順

NucleoBond Xtra BAC(製品コード 740436.10/.25)

NucleoBond Xtra BACに含まれるLyseControlにより、アルカリ溶解の効果と完了を視覚的に確認することができる。LyseControlは青い色素を含んだ試薬であり、Buffer LYS-BACにあらかじめプレミックスされている。懸濁大腸菌液(図A)にLYS-BACバッファーを添加すると同時に、菌懸濁液は青く変色する(図B)。青く変色した菌懸濁液を穏やかに5回転倒混和した後、ゲノムDNAの混入をさけるため5分間静置する。懸濁液を中和するNEU-BAC(図C)の添加と同時に、LyseControlは無色に変化する。ここで混合が不充分な場合、青色が残った状態になる(図D)。プラスミドDNAの再生、タンパク質/ゲノムDNAの沈殿およびプラスミドのカラムへの結合を妨げるSDSの除去のために充分な混合と完全な中和を行うことが必須である。そのため、中和反応は均一に完全に無色になるまで転倒混和を行う必要がある。ゲノムDNAの混入を防止するため、穏やかに混合することをお勧めする。LyseControlにより、完全なアルカリ溶解を確認することができ、最適な結果を得られる。
A大腸菌ペレットをBuffer RES-BACにより懸濁
BLYS-BAC (LyseControlを含む)を添加。
菌懸濁液が青く変色。
CNEU-BACを添加して、混合開始。
中和反応によりLyseControlの青色が変化し始める。
DLyseControlの青色が若干残っている状態。
-混合が不十分
ELyseControlが無色の状態
-混合が十分に行われている。

  NucleoBond® Xtra BAC