RetroNectin® Dish

RetroNectinを用いた株化された培養細胞への遺伝子導入

株化された培養細胞にもRetroNectinが利用できる例を以下に示す。あらかじめRetroNectinをコーティングしたプラスチックディッシュに、NIH/3T3細胞とレトロウイルス液を添加し、インキュベートした。そして、ウイルスを感染させた細胞を、G418を含むDMEM培地中で培養した。なお、本実験では、Neor遺伝子をマーカー遺伝子として用い、G418耐性コロニーの数を指標として遺伝子導入効率を求めた。
図5に示すように、RetroNectinを用いることにより、VLA-5を発現しているNIH/3T3細胞へも非常に高い効率で遺伝子を導入することができた。この一例からも明らかなように、RetroNectinを用いたレトロウイルスによる遺伝子導入法は、汎用性を有しているといえる。


図5 RetroNectinを用いたNIH/3T3細胞への遺伝子導入

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