『Exiqon社のmiRCURY LNA microRNA Array』は、LNA(Locked Nucleic Acid)によりTm値が正規化され、かつバリデーション済みのプローブが搭載されているため、高感度で非常に再現性の高い網羅的な発現解析が可能になっている。『miRCURY LNA microRNA Hi-Power Labeling Kit』は、microRNA解析用に蛍光ラベルできるキットで、miRCURY LNA microRNA Arrayでの解析に最適化されている。ラベリングRNAはmicroRNAの濃縮やその他の操作を加えることなく直接、ハイブリダイゼーションに使用することができる。
LNA(Locked Nucleic Acid)とは?
 | RNA誘導体であるLNAは、メチレン架橋が加えられた人工核酸であり、核酸鎖の構造変化を制限することで相補的なDNAやRNAに対する熱安定性が上昇し、非常に高い結合親和性と特異性を実現する。プローブ中にLNAを1塩基用いるごとにTm値が2~8℃上昇するため、microRNAのような短鎖のターゲットに対しても均一なTm値を持つマイクロアレイプローブを作製することができる。 |