SapphireAmp® Fast PCR Master Mix

高速PCR用 Dye入りプレミックス試薬
  • 伸長時間「10秒/kb」の高速PCRを実現するDye入りプレミックス試薬
  • プライマーと鋳型DNAを加えるだけの簡単操作、反応後はそのまま電気泳動に使用可能
  • ホットスタートPCR酵素であり、反応液の室温調製が可能
  • コロニーPCRにも最適
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
RR350A

TKR

タカラバイオ(株)
SapphireAmp® Fast PCR Master Mix
PCR酵素
160回(50 μl反応系) ¥20,000
¥16,000
2023/11/27~
2024/03/29

説明書・データシート・ベクター情報
RR350A
RR350B(A×5)

TKR

タカラバイオ(株)
SapphireAmp® Fast PCR Master Mix
PCR酵素
800回(50 μl反応系) ¥76,000
¥60,800
2023/11/27~
2024/03/29

説明書・データシート・ベクター情報
RR350B(A×5)
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製品説明

SapphireAmp Fast PCR Master Mixは、伸長時間10秒/kbの高速反応が可能なPCR用Dye入りプレミックス試薬である。
高速PCRに必要なコンポーネント(最適化したバッファー、PCR酵素、dNTP Mixture等)と、アガロースゲル電気泳動操作時に便利な色素マーカー(青)ならびに比重増加剤を含む2倍濃度のプレミックスタイプで、ホットスタートPCR用酵素である。
プライマーと鋳型DNAを加えるだけで簡単に高速PCRを行うことができ、反応後は反応液を直接電気泳動に供することもできるため、飛躍的に作業効率を向上できる。
本製品は大腸菌のコロニーPCRによるインサートチェック(5 kb前後までの増幅を推奨)にも適しており、短時間で結果が得られる(5 kbの増幅所要時間;約1時間15分)。また、ヒトゲノムDNA を鋳型としたPCRで6 kbの増幅を確認している。
SapphireAmp Fast PCR Master Mix画像

内容

(50 μl反応系×160回)
SapphireAmp Fast PCR Master Mix(2×Premix)1 ml×4
dH2O1 ml×4

保存

-20℃(4℃で3ヵ月保存可能)
過度な凍結融解の繰り返しは活性が低下する場合があります。使用頻度が高い場合、いったん融解したものは4℃保存をお勧めします。
使用前には、転倒混和後スピンダウンしてください。

用途

  • DNA、cDNAのPCR増幅
  • コロニーPCR等

品質管理データ

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis(CoA)をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

PCR産物について

SapphireAmp Fast PCR Master Mixを用いて増幅したPCR産物のほとんどは、3’末端にAが1塩基付加されている。したがって、PCR産物をそのままT-Vector[pMD20(製品コード 3270)、pMD19(Simple)(製品コード 3271)など]にクローニングすることができる。また、末端平滑化およびリン酸化を行って、平滑末端のベクターにクローニングすることも可能である。

色素マーカーについて

反応液5 μlを1% Agarose L03「TAKARA」(製品コード 5003、5003B)で泳動した場合、青色マーカーは3~5 kb付近および1 kb付近の位置に確認できる。また、色素は260 nm付近、620 nm付近に吸収をもつが、ゲル切り出しやNucleoSpin Gel and PCR Clean-up(製品コード 740609.10/.50/.250)による増幅産物のクリーンアップなどでDNAを回収すると除去することができる。

一般的なPCR反応液組成(total 50 μl)

横にスクロールできます
SapphireAmp Fast PCR Master Mix(2×Premix)25 μl
Forward Primer0.2 μM(final conc.)
Reverse Primer0.2 μM(final conc.)
TemplateヒトゲノムDNA
またはプラスミドDNA
50~100 ng
100 pg~10 ng
dH2Oup to 50 μl

PCR条件(例)

マウスおよびヒトゲノムDNA(増幅サイズ:~2 kb)、細菌ゲノムDNA(~6 kb)、コロニーPCR(~6 kb)の場合
3 step PCR

94℃ 1 min. →

98℃ 5 sec.
55℃ 5 sec.
72℃ 10 sec./kb*

 

30 cycles

* 1 kb以下は5 sec.に設定

注)変性条件は、サーマルサイクラーの使用機種と反応チューブの種類に合わせて設定する。設定の目安は、98℃ 5~10 sec.、あるいは94℃ 20~30 sec.。


マウスおよびヒトゲノムDNA(増幅サイズ:2 kb~6 kb)の場合
2 step PCR

94℃ 1 min. →

98℃ 5 sec.
68℃ 30 sec./kb

 

30 cycles

注)変性条件は、サーマルサイクラーの使用機種と反応チューブの種類に合わせて設定する。設定の目安は、98℃ 5~10 sec.、あるいは94℃ 20~30 sec.。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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