ヘルパーフリーシステムによるAAVベクターの作製

AAVpro® Helper Free System

  • ヘルパーウイルスを使用せずに、安全に血清型1、2、5、6のアデノ随伴ウイルスベクター(AAV1、AAV2、AAV5、AAV6ベクター)を作製
  • 独自のAAVベクター抽出法で効率的かつ簡便な操作
  • AAVベクターの大量作製に便利な高容量パッケージングプラスミドもラインナップ
  • AAV2ベクターはhsa-miR-342搭載ベクターの使用により、高力価ウイルスが作製可能
  • コントロールベクター(LacZCre recombinase)やshRNA発現用ベクターも用意

パンフレットもご覧ください。
メーカー
略称
製品コード TaKaRa
Code
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書
データシート
ベクター情報
参考
資料
TKR 6673 6673 AAVpro® Helper Free System (AAV1)
  • 遺伝子導入実験スタートアップ!セットキャンペーン
  • ライセンス
1 Kit ¥150,000
2017/04/24~
2017/05/31

説明書・データシート・ベクター情報
TKR 6230 6230 AAVpro® Helper Free System (AAV2)
  • 遺伝子導入実験スタートアップ!セットキャンペーン
  • ライセンス
1 Kit ¥150,000
2017/04/24~
2017/05/31

説明書・データシート・ベクター情報
TKR 6650 6650 AAVpro® Helper Free System (AAV5)
  • 遺伝子導入実験スタートアップ!セットキャンペーン
  • ライセンス
1 Kit ¥150,000
2017/04/24~
2017/05/31

説明書・データシート・ベクター情報
TKR 6651 6651 AAVpro® Helper Free System (AAV6)
  • 遺伝子導入実験スタートアップ!セットキャンペーン
  • ライセンス
1 Kit ¥150,000
2017/04/24~
2017/05/31

説明書・データシート・ベクター情報
TKR 6672 6672 AAVpro® Packaging Plasmid (AAV1)
  • ライセンス
1 mg each ¥150,000
説明書・データシート・ベクター情報
TKR 6234 6234 AAVpro® Packaging Plasmid (AAV2)
  • ライセンス
1 mg each ¥150,000
説明書・データシート・ベクター情報
TKR 6664 6664 AAVpro® Packaging Plasmid (AAV5)
1 mg each ¥150,000
説明書・データシート・ベクター情報
TKR 6665 6665 AAVpro® Packaging Plasmid (AAV6)
  • ライセンス
1 mg each ¥150,000
説明書・データシート・ベクター情報

※色文字での表示は、キャンペーン価格およびそのキャンペーン期間です。

製品説明

アデノ随伴ウイルス(Adeno Associated Virus:AAV)は、アデノウイルスやヘルペスウイルスなどのヘルパーウイルスの存在下で増殖する非エンベロープウイルスである。アデノ随伴ウイルスベクター(AAVベクター)は文部科学省の定める省令(「研究開発等に係る遺伝子組換え生物等の第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令」平成16年文部科学省・環境省令第1号)にあるP1レベルの施設で取扱いが可能であり、アデノウイルスベクターやレトロウイルスベクターと比較して、安全で取扱いの容易なウイルスベクターとして知られている。AAVベクターは増殖/非増殖のいずれの細胞にも遺伝子導入が可能であり、特に非分裂細胞においては長期間の発現が可能である。また、免疫原性が低く、動物個体への遺伝子導入にも適している。

AAVには100を超える血清型が存在しており、血清型の違いによって宿主域やウイルスの持つ特徴が異なることが知られている。血清型2(AAV2)は古くから広く研究されてきた血清型の1つであり、宿主域が大変広いことが知られている。血清型1(AAV1)、血清型5(AAV5)血清型6(AAV6)は、より高い組織指向性を持った血清型である。AAV1は筋肉、肝臓、気道、中枢神経系等、AAV5は中枢神経系、肝臓、網膜等、AAV6は心臓、筋肉、肝臓等への遺伝子導入効率が高いと言われている。
タカラバイオでは血清型1、2、5、6のAAVベクター作成用キット(AAV Helper System)を用意しており、本製品により作製されるAAVベクターを用いることにより、標的細胞や標的動物個体において目的遺伝子を一過性に発現させることができる。

AAVベクター作製の概要

AAV Helper Free Systemはヘルパーウイルスを使用せずに高タイターなAAVベクターを作製する独自のシステムである(図1)。本製品では、AAVベクターの作製に必要な複数のプラスミドをHEK293細胞にトランスフェクションすることで、簡便にAAVベクターを作製することができる。ここで必要なコンポーネントは、以下の3種類のプラスミドである。

・pAAV-CMV Vector  CMVプロモーターとその下流に目的遺伝子を挿入するためのMCS、および2つのITRを含むベクタープラスミド
・pRC Vector  AAV2のRep遺伝子および各血清型のCap遺伝子を含むパッケージングプラスミド
・pHelper Vector アデノウイルス由来のE2A、E4、VAを含むパッケージングプラスミド

さらに、従来の凍結融解法や超音波破砕法ではなく、タカラバイオが独自に開発したAAV Extraction Solutionを用いて、AAVベクター産生細胞からベクターを調製することにより、宿主由来のタンパク質や核酸の混入を抑え、効率的かつ簡便にAAVベクターを抽出することができる。抽出試薬はAAVpro Extraction Solution(製品コード 6235)としても販売している。また、AAVベクターの精製は、AAVpro Purification Kit (All Serotypes)(製品コード 6666)AAVpro Purification Kit (AAV2)(製品コード 6232:血清型2のAAVベクターに対応)を用いて行うことができる。

AAVpro Helper Free SystemによるAAVベクター作製
図1.AAVpro Helper Free SystemによるAAVベクター作製

内容

各システムには3種類のプラスミドとAAVベクター産生細胞からのベクター抽出に必要な2種類の試薬が含まれている。

AAVpro Helper Free System (AAV2)(製品コード 6230)の場合
1. pAAV-CMV Vector(1 μg/μl)*220 μl
2. pRC2-mi342 Vector(1 μg/μl)*320 μl
3. pHelper Vector(1 μg/μl)20 μl
4. AAV Extraction Solution A1.5 ml×3本
5. AAV Extraction Solution B150 μl×3本
*2pAAV-CMV Vectorに挿入できる目的遺伝子のサイズは2.5 kbまでである。
*3AAVpro Helper Free System (AAV1)(製品コード 6673)ではpRC1 vector、AAVpro Helper Free System (AAV5)(製品コード 6650)ではpRC5 Vector、AAVpro Helper Free System (AAV6)(製品コード 6651)ではpRC6 Vectorである。

Ready-to-Useの高容量トランスフェクション用プラスミド(コンポーネント2と3をセット)の別売り製品もある。

AAVpro Packaging Plasmid (AAV2)(製品コード 6234)の場合
 ・pRC2-mi342 Vector*4 (1 μg/μl)   0.5 ml×2本
 ・pHelper Vector (1 μg/μl)      0.5 ml×2本
*4AAVpro Packaging Plasmid (AAV1)(製品コード 6672)ではpRC1 Vector、AAVpro Packaging Plasmid (AAV5)(製品コード 6664)ではpRC5 Vector、AAVpro Packaging Plasmid (AAV6)(製品コード 6665)ではpRC6 Vectorである。

各ベクターのシーケンスデータ

保存

-20℃
ただし、AAV Extraction Solution AおよびAAV Extraction Solution Bは融解後、室温保存

キット以外に必要な主な器具・試薬

  1. 器具・装置
    ・細胞培養に必要な一般的設備
    ・100 mmφ細胞培養用表面処理ディッシュ
  2. 試薬類
    ・下記のうちいずれかのトランスフェクション試薬
    ・ Dulbecco’s Modified Eagle’s Medium(DMEM) 4.5 g/l Glucose with L-Glutamine(584 mg/l)
    ・ Fetal Bovine Serum(FBS)
    ・ Trypsin EDTA
    ・ HEK293もしくはHEK293T細胞[AAVpro 293T Cell Line (製品コード 632273)
    ・ 0.5 M EDTA(pH8.0)[EDTA Buffer Powder, pH8.0(製品コード T9191)
    pAAV-ZsGreen1 Vector(製品コード 6231:ポジティブコントロール用)

使用上の注意

本製品をご利用の際は、以下の点にご注意ください。
  • 本製品の使用には文部科学省の定める省令(「研究開発等に係る遺伝子組換え生物等の第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令」平成16年文部科学省・環境省令第1号)にあるP1レベル以上の施設が必要です。
  • 本製品ご利用の際は省令および組織内の組換えDNA実験安全委員会の指示に従い、安全には十分ご注意ください。
  • 本アデノ随伴ウイルスベクターの系によって生産されるウイルスは挿入断片によっては危険なウイルスを含む恐れがあるため、組換えアデノ随伴ウイルスベクターの生産と取扱いには、適切な処置をとる必要があります。吸入や付着を防ぐため、必ず、安全キャビネットを使用してください。
  • 本製品の使用には遺伝子工学と細胞培養に関する基本的な技術が必要です。

関連資料

遺伝子導入実験ハンドブック

ダウンロード(3.85 MB)

関連のオンラインガイドはこちら

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注意事項
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