P型カドヘリンは、重層上皮(表皮、食道粘膜等)の増殖層、胎盤脱落膜等で発現しており、さまざまな組織の形成に関与していると考えられている。
製品説明
マウスendoderm cell line PSA5-Eを抗原としたラットモノクローナル抗体
クローン番号 |
特異性 |
サブクラス |
PCD-1 |
マウスP-cadherinと反応する。 P-cadherinによるマウス細胞間接着を阻害する。 |
ラットIgG2a |
内容
モノクローナル抗体(凍結乾燥品) 0.1 mg
保存
4℃
復元後(2.0 mg/ml)は必要に応じて分注し-20℃保存で1年、もしくは防腐剤を加えて4℃で6ヵ月をめどに使用する。
由来
マウスendoderm cell line PSA5-E1)感作Donryuラット脾臓細胞とマウス骨髄腫細胞P3-X63-Ag8-U1を融合して得たハイブリドーマを、ヌードラット腹腔内で増殖させて得られた腹水
製法
カラムクロマトグラフィーによりイムノグロブリン(IgG)として精製後、1.0%ウシ血清アルブミンを含む10 mM PBS(pH7.4)に溶解して凍結乾燥。
抗体の復元
純水50 μlに溶解する(2.0 mg/ml、防腐剤を含まない)。
交差反応
ヒト、ニワトリ抗原とは反応しない。
用途
接着阻害実験(60 μg/ml)、還元および非還元条件下でのウェスタンブロッティング(10 μg/ml)、凍結切片の免疫組織染色(10 μg/ml)
希釈液
20 mM TBS(pH7.5)
10 mM 塩化カルシウム
1.0% ウシ血清アルブミン
(0.1%アジ化ナトリウム)
4℃で保存する場合は防腐剤を加えてください。
使用上の注意
●カドヘリン抗原安定化のために抗原抗体反応液中に10 mM塩化カルシウム等カルシウムイオンを共存させてください。このとき希釈液にPBSを用いると沈殿が生じるので必ずTBSを使用して下さい。
●本製品は防腐剤を含んでおりませんので、溶解後は取扱いにご注意ください。
例:1. | アジ化ナトリウム(0.1%)等の防腐剤を添加して4℃保存。 |
2. | 希釈溶液等で10倍希釈し、分注して再凍結。 |
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