NucleoMag® DNA Swab

多検体スワブよりDNAを抽出精製
  • 遺伝子検査のためのスワブからのゲノムDNA抽出
  • 通常型綿棒および検体採取用の綿棒との組み合わせでの使用を検証済み
  • 磁性ビーズを使用した多検体からのDNA精製が容易
  • 強力な溶解バッファー、Proteinase Kを使用して多様な菌、ウイルスからのDNA精製が可能
  • NucleoSpin Forensic Filtersと組み合わせることにより、簡便にサンプルの前処理が可能
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
744601.1

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoMag® DNA Swab
取寄 労働安全衛生法 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 安全データシート(SDS)添付
96 well×1 ¥49,000
説明書・データシート・ベクター情報
U4601A
744601.4

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoMag® DNA Swab
取寄 労働安全衛生法 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 安全データシート(SDS)添付
96 well×4 ¥164,000
説明書・データシート・ベクター情報
U4601B
744601.24

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoMag® DNA Swab
取寄 労働安全衛生法 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 安全データシート(SDS)添付
96 well×24 ¥750,000
説明書・データシート・ベクター情報
U4601C
744900

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoMag® SEP
1個 ¥144,000
説明書・データシート・ベクター情報
U4900A
744901

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoMag® SEP Mini
取寄
1個 ¥51,000
説明書・データシート・ベクター情報
U4901A
740988.10

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® Forensic Filters
10回 ¥4,500
U0988A
740988.50

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® Forensic Filters
取寄
50回 ¥12,000
U0988B
740988.250

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® Forensic Filters
取寄
250回 ¥40,000
U0988C
740677

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® Trace Filter Plate
取寄
20個 ¥54,000
U0677A
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製品説明

スワブ(綿棒)は、遺伝子解析や感染症検査に一般的に使用される取扱いが容易な試料採取用具である。口腔スワブは、ヒトゲノムDNAの単離用に標準化された遺伝子検査ワークフローに組み込まれ、臨床的もしくは学術的なDNAプロファイリングに使用されている。また、上皮表面用の様々なスワブ(例:歯/鼻咽頭/膣スワブなど)も分子遺伝学的研究および感染症診断などに使用されている。
NucleoMag DNA Swabは、スワブ標本からゲノムDNA(ヒトおよび/または微生物)を精製するキットである。本キットは、一般的に使用されている綿棒および試料採取用綿棒(例えば、植毛綿棒)に対して使用することができる。
スワブ標本は強力な溶解バッファーであるBuffer FLBとProteinase Kを加えて56℃で溶解させ、その後溶解液からスワブ自体を取り除く。この過程にはNucleoSpin Forensic Filter(少数のサンプルの場合)やNucleoSpin Trace Filter Plate(96 well plateの場合)を使用するのが便利である。
溶解後の精製過程は、高反応性の超常磁性ビーズへの核酸の可逆的吸着に基づいており、高塩濃度下でDNAを磁気ビーズに吸着し、数度の洗浄を行った後、低塩濃度の溶出バッファーで高純度のDNAが溶出される。このDNA溶液はそのまま直接様々なアプリケーションに使用できる。
本製品は、手動または自動分注機器(Hamilton、Tecan、Eppendorfプラットフォームなど)や磁気分離装置(KingFisher Duo、Flexなど)のどちらにも使用可能である。
原理磁性ビーズ法
形状高反応性超磁性ビーズ
操作手動または自動化装置
サンプルスワブ(通常または試料採取用綿棒)
回収量1~3 μg(サンプル量や品質に依存)
回収濃度10~30 ng/μl
溶出液量50~100 μl
精製時間120分/96サンプル(手動)
30分/96サンプル(KingFisher Flex使用時)
(溶解ステップは除く)
理論上の結合容量0.4 μg/μl ビーズ
2種のスワブからのヒトゲノムDNAの回収とqPCRによる評価
2種のスワブからのヒトゲノムDNAの回収とqPCRによる評価
標準的な綿棒およびFLOQSwabs(COPAN社)を用いて6人以上から口腔スワブ検体を集めた。ライセートはNucleoSpin Forensic Filtersを使用して調製し、NucleoMag DNA Swabの標準プロトコルに従って、KingFisher Flexプラットフォーム(ThermoFisher Scientific社)を用いてDNAを精製した。得られたDNAの品質は、Quantifiler Human DNA Quantification assay(ThermoFisher Scientific社)を用いて評価した。
どちらのスワブからも良好なDNAが抽出されていることがわかった。
1から8のqPCR結果のグラフ
ヒト検体中の細菌DNAの高感度検出
KingFisher FlexプラットフォームでNucleoMag DNA Swabを用いて8人の口腔スワブからDNAを抽出した。得られたDNAに対して細菌の16S RNA遺伝子を標的とするqPCRを行ったところ、すべてのDNA溶液で良好な結果が得られた。このことから、NucleoMag DNA Swabを用いてスワブ検体からの細菌の検出が可能であることを実証した。
NucleoMag DNA Swabで検出された病原体種のリスト
NucleoMag DNA Swabで検出された病原体種のリスト
さまさまな種類のスワブ検体からNucleoMag DNA Swabを用いてDNAを抽出し、qPCRにより検出された病原体のリストを示す。
注:一部の病原体、特に酵母の良好な検出にはLysis Buffer FLBおよびLiquid Proteinase Kを使用した追加の溶解ステップが必要です。

内容

・NucleoMag B-Beads
・Lysis Buffer FLB
・Binding Buffer MBL2
・Wash Buffer MB3
・Wash Buffer MB4
・Elution Buffer MB6
・Liquid Proteinase K

保存

室温

本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)

80% エタノール
マグネティックセパレーター
・NucleoMag SEP(製品コード 744900)
・NucleoMag SEP Mini(製品コード 744901)
・NucleoMag SEP Maxi(製品コード 744902)
・NucleoMag SEP 24(製品コード 744903) など
磁気ビーズの分離用プレート
・Square-well Block(製品コード 740481/740481.24)
・24-Square-well Block U-bottom(製品コード 740448.4/.24) など
サンプル溶解用
・Rack of Tube strips(製品コード 740477/740477.24)
DNA回収のための溶出用プレート
・Elution Plate U-bottom(製品コード 740486.24) など
磁気分離装置KingFisherを使用する場合
・KingFisher 96 Accessory Kit A(製品コード 744950)
・KingFisher DUO Accessory Kit(製品コード 744952)

操作手順

NucleoMag DNA Swabの操作手順図

用途

  • スワブ(綿棒)からの手動または自動分離装置によるDNA精製
    (例:COPAN FLOQSwabs、PuritanHydraFlockスワブ)
  • 精製DNAはqPCR、NGS、STR分析などのあらゆる種類の酵素反応に使用可能
NucleoMagおよびNucleoSpinはマッハライ・ナーゲル社の、KingFisherはThermoFisher Scientific社の登録商標です。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
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