アデノウイルス遺伝子発現システム概説

  • 一過性遺伝子発現
  • 分裂細胞、非分裂細胞を問わず、ヒト細胞をはじめとする広範な細胞に広く感染
  • 高いタンパク質発現量
  • ウイルス力価は最高1012 pfu/ml
Adeno-X Expression System 1を用いることで、遺伝子導入発現用のアデノウイルスを効率よく作製できます。
一般的なライゲーション反応に基づくシステムで、迅速に組換えアデノウイルスが得られます。アデノウイルスを介する遺伝子導入により、初代培養細胞を含むヒト細胞(分裂細胞/非分裂細胞)へ、極めて効率よく一過性遺伝子導入が可能です。アデノウイルスは、宿主ゲノムに組み込まれないepisomalな状態で感染細胞中に多コピー存在するため、非常に高い発現レベルで目的遺伝子が発現します。
また、Adeno-X Virus Purification Kit、Adeno-X Rapid Titer Kitなど便利なアデノウイルス関連製品も揃っていますので、アデノウイルス遺伝子発現系の構築にご利用ください。
表1. アデノウイルス遺伝子発現システム
製品用途
Adeno-X 発現システム3 (In-Fusionタイプ) シャトルベクターを介さず、直接アデノウイルスベクターにクローニング
Adeno-X qPCR Titration KitqPCR(定量PCR、リアルタイムPCR)法により、迅速(わずか4時間)かつ正確にアデノウイルス力価(ゲノムDNAコピー数)を測定可能
Adeno-X Rapid Titer Kit抗体染色法によるアデノウイルス力価測定キット。E1を欠損したあらゆる第一世代のアデノウイルスに使用可能
注意事項
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