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Application

Retrovirus Constructive System

293T細胞とG3T-hi細胞を用いて調製したウイルス液の各種標的細胞への遺伝子導入効率の比較

レトロウイルス調製細胞 G3T-hi細胞(製品コード 6163)
Retrovirus Constructive System(製品コード 6164、6165)

【方法】

GFP遺伝子をpDON-AI DNAに挿入した組換えレトロウイルスベクタープラスミドpDON-AI-GFPを、Retrovirus Packaging Kit Amphoを用いて293T細胞とG3T-hi細胞に導入し、一過性にウイルス液を調製した。力価測定はNIH/3T3細胞を用いてポリブレン法にて行った。それぞれM.O.I.(multiplicity of infection)=0.2の条件で、MKN-1細胞、HT1080細胞、293細胞、NIH/3T3細胞、MDA-MB-435S細胞、A375M細胞ならびに血球系細胞であるK562細胞、TF-1細胞へRetroNectinを用いたSupernatant(SN)感染法3、5)で感染させた(図1)。3日後にフローサイトメーターでGFP陽性細胞率を測定し、遺伝子導入効率を算出した。

   図1 RetroNectinを用いた標的細胞への感染法概要

【結果】

各種標的細胞への遺伝子導入効率の結果を図2に示す。G3T-hi細胞を用いて調製したウイルスの場合、293T細胞を用いて調製したウイルスに比べ、RetroNectinを用いた遺伝子導入効率が約2倍となっていることがわかる。ポリブレン法によりウイルス粒子数をそろえて感染を行っていることから、この導入効率の上昇はウイルス膜表面がGnT-IIIによる糖鎖修飾を受けることでRetroNectinへの親和性が向上したためと考えられる。

   図2 293T細胞とG3T-hi細胞を用いて調製したウイルス液の各種標的細胞への遺伝子導入効率の比較
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