Anti-Human E-cadherin

ヒトカドヘリン抗体(HECD-1)を用いたウェスタンブロッティングによる発現解析

【方法】

A431(ヒト扁平上皮細胞)・MCF7(ヒト乳ガン細胞)・HepG2(ヒト肝ガン細胞)の3種類の細胞を培養し、1%NP40/PBSで可溶化し遠心した。107 cell/mlの細胞の可溶化物を集めたものを抗原とするサンプルについてSDS-PAGE(5-20%)を行い、PVDF膜にブロッティングした。この膜をブロッキングした後、ヒトカドヘリン抗体(HECD-1)(製品コード M106)(2 μg/ml)800倍希釈液を反応させ、洗浄した。次に、ペルオキシダーゼ標識抗マウスIgG抗体 2000倍希釈液を反応させ、洗浄した。洗浄後の膜にSuperSignal West Femto Maximum Sensitivity Substrate(取扱終了)を加え、5分間放置した。反応終了後、LuminoShot 400Jr(終売)でシグナルを検出した。

【結果】

カドヘリンはA431(ヒト扁平上皮細胞)で最も発現量が多く、HepG2(ヒト肝がん細胞)においては、ほとんど発現が認められなかった。
また、10秒、2分で露光し撮影したが、10秒という非常に短い時間でも発現量の比較が可能であった。
10秒後2分後
A431 MCF7 HepG2A431 MCF7 HepG2

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