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培養したサルモネラ菌を生理食塩水に懸濁して生菌サンプルとした。また、その懸濁液の一部を95℃、5分間熱処理したものを、死菌サンプルとした。
本キットの手順に従ってEMA処理を行い、続いてNucleoSpin Tissue XSを用いてDNAを抽出し、得られたDNAを鋳型としてCycleavePCR Salmonella Detection Kit Ver.2.0によるリアルタイムPCRを行った。

1. 生菌への影響
方法:生菌サンプルを段階希釈して、2×106~2×102個の生菌サンプルでEMA処理あり/なしサンプルの増幅曲線を比較することにより、生菌への影響を確認した。
EMA処理なし
EMA処理あり
結果:106個では1オーダー程度の減少が認められたが、それ以下の菌数では同等の結果が得られており、検出感度には影響がないことが分かる。

2. 死菌抑制効果
方法:死菌サンプルを段階希釈して、2×106~2×102個の死菌サンプルでEMA処理あり/なしサンプルの増幅曲線を比較することにより、死菌抑制効果を確認した。

EMA処理なし
EMA処理あり
結果: 少なくとも2×106個までの死菌を完全に抑制できることが分かる。
3. モデル実験
方法: 実際に近い状況で確認するため、108~103個の生菌に一定数(106個)の死菌を混合したものを用意し、EMA処理あり/なしの増幅曲線を比較した。
EMA処理なし
EMA処理あり
結果:生菌107~108個では、ややEMA処理による影響が認められ検出数が減少したが、それ以下の菌数では、生菌が初発数依存的に検出できる。
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