PCR

GCリッチまたはATリッチターゲットにおける反応性

バッファー系に添加したバックグラウンド低下因子の効果により、極端なGCリッチまたはATリッチ領域など、非特異的な増幅が起きやすいターゲットに対しても、バックグラウンドの少ない特異性の高い増幅が可能となった。


ターゲット; TthゲノムDNA
レーン
1:0.5 kb (GC 72%)
2:2 kb (GC 74%)
3:4 kb (GC 73%)
4:5 kb (GC 73%)
M:λ‐Hind III digest

ターゲット; ヒトゲノムDNA
レーン
5:1 kb (AT 65%)
6:2 kb (AT 64%)
7:3 kb (AT 62%)
8:4 kb (AT 60%)
M:λ‐Hind III digest


各酵素のPCR条件;
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Tks GflexのPCR条件:
【GCリッチ】: 94℃ 1 min.
 ↓
【ATリッチ】: 94℃ 1 min.
 ↓
98℃ 10 sec.
68℃ 30 sec./kb
 
30 cycles98℃ 10 sec.
60℃ 15 sec.
68℃ 30 sec./kb
 
30 cycles

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KOD FX NeoのPCR条件:
【GCリッチ】: 94℃ 2 min.
 ↓
【ATリッチ】: 94℃ 2 min.
 ↓
98℃ 10 sec.
68℃ 30 sec./kb
 
30 cycles98℃ 10 sec.
60℃ 30 sec.
68℃ 30 sec./kb
 
30 cycles

上記はすべて弊社取得データです。
PCR反応は各酵素の推奨条件で行っています。