数Mb単位の領域が挿入可能

人工染色体ベクターによる安定発現細胞株作製

■お問い合わせ窓口(B)

TEL:077-565-6999


[サンプル送付先]
タカラバイオ株式会社 CDMセンター 細胞工学研究 受託受付担当 宛て
〒525-0058 滋賀県草津市野路東七丁目4番38号
TEL:077-567-9262
ご注意:伝票の品名に受託名をご記載ください。 お問い合わせフォームは こちら

特長

  • 数Mbの目的遺伝子領域の導入が可能
  • 宿主染色体とは独立して細胞内で複製
  • 宿主細胞内で一定のコピー数で安定に維持
  • 宿主遺伝子破壊の可能性を低減
  • 導入遺伝子の発現がサイレンシングや過剰発現を受けにくい

概要

タカラバイオを窓口として、染色体工学を専門とするchromocenter社の人工染色体ベクターを用いた安定発現細胞株作製サービスをご提供いたします。
人工染色体ベクターを用いた遺伝子導入法は、プラスミドベクターやウイルスベクターに次ぐ新しい遺伝子導入法として期待されています。

マウス人工染色体(MAC)の概要


従来のプラスミド、ウイルスベクターを用いた方法と比べて一般的に以下の利点があります。
ベクター 導入遺伝子サイズ 発現量 発現の安定性
ウイルスベクター ~30 kb 感染数に依存 ウイルスの種類に依存
プラスミドベクター ~300 kb 挿入部位やコピー数に依存 低い(消失の可能性有)
人工染色体ベクター   ~2.4 Mb*1 一定 50世代以上安定*2
*1 chromocenter社での実績
*2 転写レベル

サービス内容

挿入法または転座法により、A9 hprt-/-細胞またはCHO hprt-/-細胞内で目的遺伝子領域が搭載されたMAC/HACベクターを保持する染色体提供(ドナー)細胞を作製します。ドナー細胞から調製した微小核を受容 (レシピエント) 細胞と微小核細胞融合(MMCT:microcell mediated chromosome transfer)によって融合します。その後、選択培養を経て、人工染色体ベクターが挿入された目的細胞を取得します。

微小核細胞融合法(MMCT)による染色体移入


  • 挿入型遺伝子搭載による人工染色体ベクターによる発現細胞株作製
    目的の遺伝子領域が挿入されたバクテリア人工染色体(BAC)や酵母人工染色体(YAC)ベクター等を用いて、目的遺伝子が搭載された人工染色体ベクター(MAC/HAC)を保有するドナー細胞を作製し、レシピエント細胞へ染色体移入することで安定発現細胞株を取得します。およそ300 kbまでの遺伝子を搭載することが可能です。

    挿入BACベクターはloxPやHPRT領域を含む特殊な構築が必要です。


    MACベクターを用いた挿入型発現細胞株作製の流れ(hprt再構築の場合)

  • 転座型遺伝子搭載による人工染色体ベクター作製
    ヒト染色体導入マウスA9細胞ライブラリー等から、目的遺伝子領域を含む細胞を選択します。本細胞を材料に、DT40細胞内で相同組換えによる不要な染色体領域の切断および部位特異的組換え配列であるloxP配列を挿入した後、MAC/HAC ベクターを保持しているCHO細胞内でのCre/loxPを用いた相互転座により、目的遺伝子領域が転座されたMAC/HACベクターを保有するドナー細胞を作製し、レシピエント細胞へ染色体移入することで安定発現細胞株を取得します。最大2.4 Mbの搭載実績があります。

    薬剤耐性遺伝子により標識化された各ヒト染色体を一本ずつ保持しているマウスA9細胞ライブラリー。


    MACベクターを用いた転座型発現細胞株作製の流れ

価格・納期

お問い合わせください。

納品物

  • 作業報告書
  • 作製した安定発現細胞株

ご注文方法

以下のフォーマットにご記入のうえ、依頼書記載のFAX番号へご送付ください。

受入サンプル

ご依頼の内容により異なりますので、お問い合わせください。
※ 挿入型を用いた人工染色体ベクターによる発現細胞株作製の場合、目的遺伝子搭載ベクター、バクテリア人工染色体(BAC)や酵母人工染色体(YAC)は別途ご用意いただく必要がありますので、ご相談ください。

ご留意事項

人工染色体ベクター(HACおよびMACベクター)の使用は、株式会社chromocenter社の特許で保護されています。本ベクターを利用した受託サービスのご利用にあたり、下記ライセンス確認事項を確認いただき、事前にライセンス確認書の提出をお願いしております。
ライセンスに関するご質問は下記へご連絡ください。
タカラバイオ株式会社 営業部
TEL:077-565-6972 FAX:077-565-6987
遺伝子搭載前のHAC/MACベクターはご提供することができません。
ヒト生体試料の解析にあたり、個人情報に関わるサンプルは、お客様ご所属施設の倫理委員会等で遺伝子解析研究に用いられることの承認が得られており、かつお客様の元で匿名化されたものに限らせていただきます。
詳しくは、「ヒトゲノム・遺伝子解析受託サービスについて」をお読みください。
お客様よりご提供いただいたサンプル・情報および納品物の複製物は、別途期限を定めている場合を除き、業務終了後3ヵ月を経過すると順次廃棄いたします。ご了承ください。

この製品を見た人は、こんな製品も見ています。

注意事項
  • 本受託サービスは、すべて研究目的として作業を行います。納品物を試験研究目的以外へご使用される場合、弊社では納品物に起因する損失・損害等については一切の責任を負いかねます。納品物によっては、その構成物(例えば、ベクター、蛍光色素など)の使用に制限がある場合がありますのでご注意ください。
  • 納品物に起因して、直接的もしくは間接的に発生したお客様の損害については、明らかに弊社の責に帰すべき事由による場合を除いて、弊社は一切その責任を負いません。

▲このページのトップへ