汎用性の高い高速PCR用酵素

SpeedSTAR™ HS DNA Polymerase

  • ●反応用バッファー添付+dNTP
メーカー
略称
製品コード TaKaRa
Code
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書
データシート
ベクター情報
参考
資料
TKR RR070A RR070A SpeedSTAR™ HS DNA Polymerase
  • バルクなど特別対応可能
250 U ¥32,000
説明書・データシート・ベクター情報
TKR RR070B(A×4) RR070B(A×4) SpeedSTAR™ HS DNA Polymerase
  • バルクなど特別対応可能
1,000 U ¥102,000
説明書・データシート・ベクター情報

製品説明

SpeedSTAR HS DNA Polymeaseは、高速PCR用に開発されたホットスタートタイプのDNAポリメラーゼで、至適化されたFast Buffer I または II と組み合わせることで短時間でPCRを行うことができる。
一般的なPCR用のDNAポリメラーゼは、1分/kbを目安に伸長時間を設定するが、本製品では10秒/kbの設定が可能である。良好な反応性を保ちながら、PCRの各ステップ、特に伸長ステップの時間を短縮できるため、短時間でPCR結果を得ることができる。また、抗体を用いたホットスタート用酵素を使用しているため、サイクリング前のミスアニーリングやプライマーダイマーに起因する非特異的増幅を抑えることができ、特異性の高い増幅結果が得られる。

内容

(200回分)
SpeedSTAR HS DNA Polymerase*1 5 U/μl 50 μl
10×Fast Buffer I(Mg2+ plus)*2 10× 1 ml
10×Fast Buffer II(Mg2+ plus)*2 10× 1 ml
dNTP Mixture 2.5 mM each 800 μl

*1【酵素の形状】
20 mM
Tris-HCl緩衝液(pH8.0)
100 mM
KCl
0.1 mM
EDTA
1 mM
DTT
0.5%
Tween 20
0.5%
Nonidet P-40
50%
Glycerol

【活性の定義】
活性化サケ精子DNAを鋳型/プライマーとして用い、74℃において、30分間に10 nmolの全ヌクレオチドを酸不溶性沈殿物に取り込む活性を1 Uとする。

*2 Mg2+ 濃度はFast Buffer Iが30 mM(10×)、Fast Buffer IIが20 mM(10×)です。

保存

-20℃

添付dNTP Mixture*

濃度 各2.5 mM
形状 水溶液(ナトリウム塩) pH7~9
純度 各98%以上


* dATP、dCTP、dGTP、dTTPの等モル混合物で、希釈せずにそのままPCR反応に用いることができる。

添付バッファーについて

本製品には2種類のバッファー(10×Fast Buffer I、10×Fast Buffer II)を添付しているので、ターゲットの増幅鎖長に応じて使い分けることを推奨する。増幅鎖長が2 kbまではFast Buffer Iを、2~4 kbは I または II を、4 kb以上ではFast Buffer IIを用いることで、最高のパフォーマンスが得られる。

一般的なPCR反応液組成(Total 50 μl)

10×Fast Buffer I or II 5 μl
dNTP Mixture (2.5 mM each) 4 μl
Primer 1 10~50 pmol
Primer 2 10~50 pmol
Template <500 ng
SpeedSTAR HS DNA Polymerase (5 U/μl) 0.25 μl
滅菌精製水 up to 50 μl

* PCR反応液の調製は室温でも可能です。
ただし、酵素などの各試薬は氷上に置いて使用してください。

PCR条件

(A) 2 step PCRの場合
・増幅鎖長が4 or 6 kb程度まで(Fast Buffer I、IIとも)
95℃5 sec.30 cycles
65℃10 (~20) sec./kbp


・増幅鎖長が4 or 6 kb以上(Fast Buffer IIを使用)
98℃5 sec.30 cycles
68℃10 (~20) sec. /kbp


(B) 3 step PCRの場合(Fast Buffer I、IIとも)
98℃5 sec.30 cycles
55℃10~15 sec.
72℃5~10 sec./kbp

注) 変性条件は、サーマルサイクラーの使用機種と反応チューブの種類に合わせて設定する。設定の目安は、98℃の場合は5~10 sec.、94℃の場合は20~30 sec.とする。

* 本酵素は2 step PCR、3 step PCRのどちらにも使用可能ですが、高速反応により反応所要時間を短縮するためには、まず、2 step PCRでお試しください。

高速反応例(所要時間の比較)

SpeedSTAR HSおよびTaKaRa Ex Taq HSを用いた2 step PCRにより、E. coli ゲノムDNAを鋳型として各サイズのターゲットを増幅した。


【PCR条件】
増幅サイズ:1 kb、2 kb
94℃ 1 min.
95℃ 5 sec.
]30 cycles
65℃ 20 sec.

Fast Buffer I 使用
94℃ 1 min.
98℃ 10 sec.
]30 cycles
68℃ 2 min.
所要時間 33分所要時間 96分
増幅サイズ:4 kb、6 kb
94℃ 1 min.
95℃ 5 sec.
]30 cycles
65℃ 60 sec.

Fast Buffer II 使用
94℃ 1 min.
98℃ 10 sec.
]30 cycles
68℃ 6 min.
72℃ 10 min.
所要時間 53分所要時間 3時間46分
増幅サイズ:8 kb、10 kb
94℃ 1 min.
98℃ 5 sec.
]30 cycles
68℃ 2 min.

Fast Buffer II 使用
94℃ 1 min.
98℃ 10 sec.
]30 cycles
68℃ 10 min.
72℃ 10 min.
所要時間 83分所要時間 5時間46分
増幅サイズ:18 kb、20 kb
94℃ 1 min.
98℃ 5 sec.
]35 cycles
68℃ 5 min.
72℃ 5 min.

Fast Buffer II 使用
94℃ 1 min.
98℃ 10 sec.
]30 cycles
68℃ 15 min.
72℃ 10 min.
所要時間 3時間29分所要時間 8時間16分

PCR産物について

SpeedSTAR HS DNA Polymeraseを用いて増幅したPCR産物のほとんどは、3’末端にAが1塩基付加されている。したがって、そのPCR産物をそのままT-Vector[pMD20(製品コード 3270)、pMD19 (Simple)(製品コード 3271)など]にクローニングすることができる。
また、末端平滑化およびリン酸化を行って、平滑末端のベクターにクローニングすることも可能である。

PCR検定

λDNAを鋳型とした高速PCR(増幅産物20 kb)において良好な増幅が見られることを確認している。

純度

●10 Uの本酵素と0.6 μgのλ-Hind III分解物とを74℃、1時間反応させてもDNAの電気泳動パターンに変化は起こらない。
●10 Uの本酵素と0.6 μgのsupercoiled pBR322 DNAとを74℃、1時間反応させてもDNAの電気泳動パターンに変化は起こらない。
●10 Uの本酵素と0.6 μgのλDNAとを74℃、1時間反応させてもDNAの電気泳動パターンに変化は起こらない。
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