培養基質

iMatrix-511

メーカー
略称
製品コード TaKaRa
Code
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書
データシート
ベクター情報
参考
資料
NIP 892011 T303 iMatrix-511
350 μg(175 μg×2) ¥28,000
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NIP 892012 T304 iMatrix-511
1,050 μg(175 μg×6) ¥72,000
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NIP 892013 T305 iMatrix-511
175 μg 無償サンプル
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製品説明

iMatrix-511は様々な種類の細胞に使用できる培養基質であり、多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の培養においては、以下のような画期的な使用例が報告されている。通常、ヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の培養には、マウス線維芽細胞などのフィーダー細胞やマトリゲルなどの培養基材が用いられるが、このような異種動物由来のものや構成成分がはっきりしない基材を用いて培養した細胞は、細胞治療や再生医療などに使うことはできない。
iMatrix-511は、ヒト多能性幹細胞を長期間培養保持できることが報告されているラミニン-511の活性部位のみを含むヒト組換え型ラミニンフラグメントであり(図1)、本製品を用いると、フィーダーフリーの条件下でヒト多能性幹細胞を培養することが可能である。
また、ヒト多能性幹細胞は単一細胞分散条件下で未分化状態を保ちながら生存することが困難なことから、拡大培養を行うためには、細胞を適当なサイズのコロニー(細胞塊)に解離させる手技の熟練が必要であった。
一方、iMatrix-511はヒト多能性幹細胞に対して非常に強い接着活性を有するので、単一細胞にしたヒト多能性幹細胞でも、培養器との接着性と生存性を高め、効率よく細胞を増殖させることができる(図2、図3)。また、マトリゲルを用いた場合と同様に、細胞は未分化状態に維持される(図4)。本製品を用いることで、高品質で均一なヒト多能性幹細胞の拡大培養が可能である。

※京都大学 iPS細胞研究所から報告された論文に掲載されています。
→「細胞移植に適したヒトiPS細胞の樹立・維持培養法」の論文はこちら

簡易プロトコール
細胞の種類によって最適濃度は異なります。まずは0.5 μg/cm2から開始してください。
   ↓
室温で3時間(あるいは4℃で一晩)インキュベートし、溶液を廃棄
   ↓
細胞と培養液を入れて細胞培養を開始
iMatrix-511簡易プロトコール
全長ラミニンとiMatrix-511の構造比較
図1.全長ラミニンとiMatrix-511の構造比較
iMatrx-511は、ラミニンのα鎖、β鎖、γ鎖のC末端領域から構成され、ヒト多能性幹細胞が発現しているα6β1インテグリンに対して高い結合活性を示す。

単一細胞およびコロニーにおけるiPS細胞の生存率の比較
図2.単一細胞およびコロニーにおけるiPS細胞の生存率の比較
3×104個の単一細胞またはコロニーを播種してから6時間後の接着細胞数を示す。iMatrix-511は播種時の細胞の解離状態にかかわらず高い接着性と生存率を示した。特に単一細胞まで解離した場合、Vitronectinやマトリゲルに比較してその差が明らかとなった。


短期培養におけるiMatrix-511の効果


短期培養におけるiMatrix-511の効果
図3.短期培養におけるiMatrix-511の効果
各種培養基材におけるiPS細胞(253G1)の細胞増殖性を示す。7.5×104個の単一細胞を播種してから24、48、72時間後の細胞数を計測した(比較のためマトリゲルのみコロニーも播種)。24時間後の細胞像では、iMatrix-511に播種した単一細胞はマトリゲルに比較してコロニーの形成率が高く、細胞数も多いことが確認できた。また72時間後の細胞数はコロニーを播種したマトリゲルと同等であり、細胞増殖を良好にサポートすると考えらえた。
iMatrix-511
【各抗体の反応性】

SSEA-1SSEA-3SSEA-4TRA-1-60TRA-1-81
Hu ES cell×
Ms ES cell××××

マトリゲル
【各抗体の反応性】

SSEA-1SSEA-3SSEA-4TRA-1-60TRA-1-81
Hu ES cell×
Ms ES cell××××

単一細胞状態での未分化状態維持の確認(免疫染色)

iMatrix-511をコート
図4.単一細胞状態での未分化状態維持の確認(免疫染色)
iMatrix-511をコートしたディッシュで3回継代したiPS細胞(253G1)について、各種分化/未分化マーカー検出抗体を用いて分化状態を確認した。iMatrix-511による培養は、マトリゲルと同様にiPS細胞を未分化状態に維持していると考えられた。

図3.図4.のデータはiPSアカデミアジャパン株式会社より提供を受けた、ヒトiPS細胞253G1株を使用して取得しました。
<ヒトiPS細胞253G1株の参考論文>
Nakagawa, M., Koyanagi, M et al. Nature Biotechnology, 2008 Jan; 26(1):101-6.Epub 2007 Nov 30.

形状

液状品

保存

2~15℃(遮光)

関連資料

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iPS細胞・幹細胞研究ガイド(2015年5月改訂版)

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