製品説明
本製品は、高い活性を有するSerine proteaseである。カルシウム塩存在下の溶液中で酵素活性が安定に保持され、SDSや尿素といったタンパク質変性用試薬の存在下では酵素活性が上昇する。
広い基質特異性を有するが、特に疎水性、含硫、芳香族アミノ酸のC末側に隣接するエステルおよびペプチド結合を優先的に分解する。
保存
4℃
活性の定義
変性ウシヘモグロビンを基質として、37℃、pH7.5で1分間に1.0 μmolのチロシンに相当するFolin陽性アミノ酸を遊離する酵素活性を1 Uとする。
起源
from Tritirachium album
用途
- DNA、RNA、ファージの単離
- in situ hybridization、fingerprinting、colony hybridization、plaque hybridization およびパルスフィールドゲル電気泳動のための染色体DNAの調製
使用例
サンプル(細胞・組織)と以下の試薬を混合する。
0.01 M Tris-HCl, pH7.8
0.01 M EDTA
0.5% SDS
1/400~1/40 (v/v) Proteinase K
↓
37~56℃、1時間~overnight反応
↓
フェノール・クロロホルム抽出、エタノール沈殿してDNAを回収し、次の反応に用いる。