pUC118
Hinc II/BAP、脱リン酸処理済みベクター(製品コード 3322)100 ng (50 fmol)に2.6~130 ng(0.5~25 pmol)のp
Bgl IIリンカーd[pC-A-G-A-T-C-T-G](製品コード 4621P)を加え5 μlとしたDNA溶液を調製した。プロトコールにしたがって、16℃で30分間反応した。この反応液の一部でJM109コンピテントセルを形質転換し、X-Gal、IPTGを含むL-Ampプレート上でコロニーを形成させた。白色コロニー数を計測し、その形質転換効率を調べた結果を表に示す。また、通常のライゲーション反応でT4 DNA Ligase 350 Uを用いて16℃で16時間反応させた結果も併記した。なお、本実験に使用したJM109コンピテントセルは1.5 × 10
8コロニー数/μg pUC118 DNAであった。
表 リンカーライゲーションにおける形質転換効率
リンカー/ベクター モル比 |
DNA Ligation System 30 min |
T4 DNA Ligase 16 hr |
10 |
2.0 × 106 |
1.2 × 106 |
50 |
8.0 × 106 |
3.2 × 106 |
100 |
3.0 × 107 |
2.3 × 106 |
500 |
2.5 × 107 |
2.4 × 106 |
(白色コロニー数/μg pUC118 DNA)