前述の方法(Application1:糖タンパク質由来PA化糖鎖スタンダードの分析(4))に従って、(1)で分取した画分の各約100 pmolを酸加水分解、
N-アセチル化し、HPLC分析によって還元末端のPA-GlcNAc量を求めた(表2)。シアル酸量をPA-GlcNAc量で割り算し、糖鎖あたりの結合シアル酸の個数を求めたところ、各画分から0.16個、0.98個、1.86個、2.86個、4.26個という結果が得られた(表2)。
表2 ウシFetuin由来糖鎖の糖鎖あたりの結合シアル酸数
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Neu5Ac (pmol/μl) |
PA-GlcNAc (pmol/μl) |
糖鎖あたりの結合 シアル酸数(個) |
Asialo画分 |
1.01 |
6.41 |
0.16 |
Monosialo画分 |
8.23 |
8.45 |
0.98 |
Disialo画分 |
26.36 |
14.20 |
1.86 |
Trisialo画分 |
18.15 |
6.34 |
2.86 |
Tetrasialo画分 |
7.10 |
1.67 |
4.26 |