Aureobasidin A(オーレオバシジンA)耐性酵母形質転換システム
pAUR224ベクターを用いたlacZ遺伝子の発現
操作手順
pAUR224ベクターのマルチクローニングサイトに
lacZ遺伝子を挿入したプラスミド
pAUR224-
lacZ(10.8 kb)を、『Protocols』に示した酢酸リチウム法により
Schizosaccharomyces pombe LH121株(genotype;
h+ ade6-M216 ura4-D18)に導入した。LH121株がまったく生育しないオーレオバシジンAの最小阻止濃度は0.1 μg/mlであったので、選択培地は0.5 μg/mlオーレオバシジンAを含むYEA寒天プレートを用いた。形質転換効率は2.86×10
4形質転換体/μgプラスミドDNAとなった。さらに、形質転換体をYEL培地で一晩培養して、
o-Nitrophenyl-β-
D-galactopyranoside(ONPG)を基質としてβ-galactosidase活性を測定した
7)。得られたpAUR224-
lacZ形質転換体は2~4 units/OD
600の活性を示した。
Aureobasidin A(オーレオバシジンA)耐性酵母形質転換システム