(A)PCR産物をそのまま使用した場合
λ DNAを鋳型とし、PrimeSTAR HS DNA Polymeraseを用いて500 bp、1 kbp、2 kbp、4 kbp、6 kbpの領域をPCR増幅した。それぞれの反応液2 μlを本キットのプロトコールに従って平滑化、リン酸化し、pUC118 HincII / BAPにクローニング後、E. coli JM109 コンピテントセルを形質転換してカラーセレクションを行った。なお、インサートの有無はPCR(プライマー ; M13 Primer M4およびRV)によって確認した。インサートDNA鎖長 | 白色コロニー/青色コロニー (/50 ng pUC118 DNA) |
インサート/白色コロニー |
---|---|---|
500 bp | 1.8×105 / 8.8×103 | 10 / 10 |
1 kbp | 1.2 ×105 / 5.8×103 | 10 / 10 |
2 kbp | 2.2 ×104 / 7.5×103 | 8 / 10 |
4 kbp | 1.8 ×104 / 1.4×104 | 9 / 10 |
6 kbp | 8.9 ×103 / 2.0×104 | 8 / 10 |
(B)アガロースゲルから回収したフラグメントを用いた場合
λ DNAを鋳型としてTaKaRa Ex Taqを用いて増幅した500 bp、及びヒトGenomic DNAを 鋳型としてPrimeSTAR HS DNA Polymeraseを用いて増幅した2 kbpのPCR産物を、アガロースゲル電気泳動後、EASYTRAP Ver.2を使用してゲルから回収した。500 bpは2 pmol相当(約660 ng)、2 kbpは0.2 pmol相当(約250 ng)のDNAを本キットのプロトコールに従って平滑化、リン酸化し、pUC118 Hinc II / BAPにクローニング後、 E. coli JM109 コンピテントセルを形質転換してカラーセレクションを行った。なお、インサートの有無はPCR(プライマー ; M13 Primer M4およびRV)によって確認した。インサートDNA鎖長 | 白色コロニー/青色コロニー (/50 ng pUC118 DNA) |
インサート/白色コロニー |
---|---|---|
500 bp | 1.3×105 / 4.6×103 | 10 / 10 |
2 kbp | 1.6×104 / 7.1×103 | 9 / 10 |