(1)λファージベクター〔250 ng(0.01 pmol)〕および、インサートDNA(0.03~0.1 pmol)を含むDNA溶液を用意する*。
(2)(1)のDNA溶液と同量のDNA Ligation Kit Ver.1 のB液(5~10 μl)を添加して、よく撹拌する。
(3)26℃で5~10分間**反応する。
(4)i
n vitro packagingを行う***。
* | DNA溶液は100 mM Tris-HCl(pH7.6)、5 mM MgCl2、300 mM NaClに調製すること。塩濃度が重要なポイントになるので、TE Bufferの場合でも、必ず終濃度300 mMになるようにNaClを加えること。 |
** | 反応温度は、16℃よりも26℃の方が高い効率が得られる。この反応時間より長く反応しても、かえって効率が落ちる場合があるので、反応は短時間(5~10分間)で行うこと。 |
*** | DNA Ligation Kit溶液は、反応後そのままpackagingに用いることができる。市販のPackaging Kit〔Gigapack(Stratagene社)等〕を使用しても、packagingに用いるDNA Ligation Kitの溶液がpackaging lysateに対して10%以下(容量比)の場合は、DNA Ligation Kit溶液の組成がpackagingを阻害することはない。反応液を全てpackagingに用いる場合は、DNAを一度エタノール沈殿した後、packaging lysateに対して10%以下(容量比)のTE Bufferに溶解して使用すること。 |