Label IT® non-RI Labeling & Modifying Kits
Label IT
Q1 Label ITで標識した核酸をハイブリダイゼーションのプローブとして使用する際の変性方法は?
A1 DNAの場合は、熱変性は行わず、必ずキットの添付のMirus Denaturation Buffer D1とMirus Neutralization Buffer N1を用いて変性・中和を行ってください。
この操作により、試薬とDNAの結合が安定化されます。一旦、変性・中和を行った後は、必要に応じて熱変性(~95℃)を行うことが可能です。
RNAの場合は、55~65℃、10分間の熱変性を行ってください。Mirus Denaturation Buffer D1を用いるとRNAが分解されます。
Q2 Label IT Digoxin Labeling Kitで標識された核酸は、市販の抗DIG抗体などと反応するのか?
A2 Boehringer Mannheim社の抗DIG抗体、Pierce社の抗digoxin抗体と問題なく反応することを確認しています。
Q3 Label IT で標識が入る個数は? また、標識効率を上げるにはどうすればよいか?
A3 スタンダードプロトコールは種々のアプリケーションに最適な効率で標識されるように設定されており、20~60塩基に1個の割合でラベルが入ります。30塩基以下の核酸を標識する際は、Label IT Reagent:核酸=3 μl:1 μg(通常は1 μl:1 μg)にしてください。そうすることで、約10塩基に1個の割合でラベルが入ります。
Q4 Label IT でラベルしたプローブをハイブリダイゼーションに用いた後、メンブランをリプローブできるか?
A4 メンブランをリプローブすることは可能です。通常、メンブランを0.5% SDS存在下60℃でインキュベートすることでプローブが剥がれます。ただしリプローブする場合は、ハイブリダイゼーション後、プローブを剥がすまでメンブランを乾燥させないでください。
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