TransIT-TKO® Transfection Reagent

TransIT-TKO®

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Q1 TransIT-TKO Transfection Reagent(製品コード MIR2150)を用いたsiRNAのトランスフェクションは、どのような細胞で試されているか?
A1 Mirus社では、A549、C6、CHO-K1、COS-7、DI-TNC1、HEK 293、HeLa、Hepa1c1c7、HepG2、MCF-7、NIH 3T3、Neuro-2a、SK-N-MC細胞株で試しています。ホタル・ルシフェラーゼ遺伝子をあらかじめ導入しておいたそれらの細胞株について、TransIT-TKOと5 nMの抗ホタル・ルシフェラーゼsiRNAを用いてトランスフェクションを行ったところ、すべての細胞株でホタル・ルシフェラーゼの発現が80%以上ノックアウトされたことを確認しています。
Q2 TransIT-TKOはどのような組成の試薬か?
A2 TransIT-TKOは、独自のポリマーと脂質を主成分とする試薬です。リポソームではありません。無菌状態を保つために、エタノールに溶解しています。
Q3 TransIT-TKOを用いてsiRNAを導入することによって目的遺伝子の発現をノックアウトした実験を報告している文献はあるか?
A3 あります。Mirus社のホームページ(https://www.mirusbio.com/citation-search/)で検索していただけます。
Q4 TransIT-TKOとsiRNAの複合体を細胞に加える場合、血清含有培地(完全培地)中の細胞に加えるのがよいのか、あるいは無血清培地中の細胞に加えるのがよいのか?
A4 これまでテストしたすべての細胞では、血清含有培地中の細胞に複合体に加えたときに、高い導入効率が得られています。
なお、TransIT-TKOとsiRNAの複合体を形成させるときは、血清が複合体の形成を阻害しますので、無血清培地中で行ってください。
Q5 TransIT-TKO/siRNA複合体をトランスフェクションした後、培地交換や培地添加が必要か?
A5 トランスフェクション後に培地交換する必要はありません。
培地交換や新たな培地の添加が必要な場合は、少なくともトランスフェクションの4時間以降に行ってください。
Q6 抗生物質を含む培地を使用するとトランスフェクション効率が下がるか?
A6 カナマイシン等の陽イオン性の抗生物質は複合体の形成を阻害することがありますので、複合体形成時には抗体物質を除くことをお勧めします。複合体を形成させた後、血清含有培地に低濃度の抗生物質を加えることは可能です。
Q7 DNAとsiRNAを同時にトランスフェクションすることはできるか?
A7 できます。TransIT-TKOを使用してDNAとsiRNAを同時にトランスフェクションすることが可能です。DNAとsiRNAを用いて別々に複合体を形成させ、細胞に加える前に混合します。
Q8 TransIT-TKOを用いて2種類のsiRNAを同時にトランスフェクションすることはできるか?
A8 できます。TransIT-TKOの量を変えることなく、2種類のsiRNAを同時にトランスフェクションすることが可能です。

  TransIT-TKO® Transfection Reagent