CellAmp™ Direct RNA Prep Kit for One Step RT-PCR (Real Time)
CellAmp™ Direct RNA Prep Kit for One Step RT-PCR (Real Time) の操作
(製品コード 3731)
1. 試薬の準備
・下記に示すDNase溶液を氷上で調製する。
試薬 |
96ウェルプレート*1 1ウェル当たり |
DNase I for Direct RNA Prep DNase I Buffer for Direct RNA Prep |
1 μl 9 μl |
Total |
10 μl |
*1 他のタイプのプレートを使用する場合は、下記の
備考を参照してください。
2. 接着性の培養細胞からのライセート調製方法
- 96 ウェルプレート*の各ウェルに適切な数の細胞を播種する。
* 播種する細胞数については、Appendix-2を参照してください。
- 実験プロトコールに従って適当な細胞数、またはコンフルエントになるまで培養する。
- 培地を可能な限り吸引除去する。
- 各ウェルに125 μl*のCell Washing Bufferを加える。
* 他のタイプのプレートをご使用の場合は、Appendix-2を参照してください。
- Cell Washing Bufferを可能な限り吸引除去する。
- 各ウェルに40 μl*のCell Processing Bufferを添加し、室温(15℃~28℃)で5分間インキュベートする。
* 他のタイプのプレートをご使用の場合は、下記の備考を参照してください。
- 各ウェルの細胞溶解液を数回ピッペッティングした後、PCRチューブまたは適当容量のマイクロ遠心チューブに移し、75℃で10分間インキュベートする。
- 氷上で冷した後、各サンプルに10 μl*の DNase 溶液を添加し、37℃で20分間インキュベートする。( DNase 処理を行わない場合は、9. に進んでください。)
* 他のタイプのプレートをご使用の場合は、下記の備考を参照してください。
- プロトコールに従い、調製したライセートを鋳型として1ステップリアルタイム RT-PCRを行う。25 μlの反応系では、2 μl以下のライセートを使用してください。調製したライセートは氷上に保持し、20分以内にリアルタイムRT-PCRを行ってください。またライセートは-80℃で2週間程度保存可能です。
3. 浮遊性の培養細胞からのライセート調製方法
- 細胞数をカウントし、1×104 cells以下の細胞を、適当容量のマイクロ遠心チューブに移す。
- 300×gで5分間遠心操作を行う。
- 培地を可能な限り吸引除去する。
- 125 μl*のCell Washing Bufferを加える。
* 1×104 cellsを超える細胞数で使用する場合は、細胞数に比例して各試薬の使用量を増やしてください。
- 300×gで5分間遠心操作を行う。
- Cell Washing Bufferを可能な限り吸引除去する。
- 40 μl*のCell Processing Bufferを添加し、室温(15℃~28℃)で5分間インキュベートする。
* 1×104 cellsを超える細胞数で使用する場合は、細胞数に比例して各試薬の使用量を増やしてください。
- 75℃で10分間インキュベートする。
- 氷上で冷した後、各サンプルに10 μl*のDNase溶液を添加し、37℃で20分間インキュベートする。(DNase 処理を行わない場合は、10. に進んでください。)
* 1×104 cellsを超える細胞数で使用する場合は、細胞数に比例して各試薬の使用量を増やしてください。
- プロトコールに従い、調製したライセートを用いて1ステップリアルタイム RT-PCRを行う。25 μlの反応系では、2 μl以下のライセートを使用してください。調製したライセートは氷上に保持し、20分以内にリアルタイムRT-PCRを行ってください。またライセートは-80℃で2週間程度保存可能です。
備考:使用する培養プレートによる播種する接着細胞数の目安と、各試薬の1ウェルあたりの使用量
* 一般的な接着細胞株、培養条件を用いた場合の目安の値です。使用する細胞株、培養
条件によっては、播種する細胞数を検討していただき、実験プロトコールを至適化
していただく必要があります。
CellAmp™ Direct RNA Prep Kit for One Step RT-PCR (Real Time)