QuickPrimer (Real Time)シリーズ

リアルタイムPCR

QuickPrimer (Real Time)シリーズ(製品コード MR101、MR103~107、MR111~113、MR203~205、MR208)

操作の手順は、それぞれのリアルタイムPCR装置で異なりますので、詳しい操作方法はそれぞれの機器の説明書をご確認ください。

【Thermal Cycler Dice Real Time System (食品環境検査用ソフト)の場合】

(1)ランファイルを新規作成し、“新規測定”画面において解析タイプ≪絶対定量≫を選択する。
(2) 反応条件設定画面でPCR条件を設定する。
初期変性(Hold)
Cycle:1
  95℃ 2分
  3 step PCR
Cycle:35
  95℃ 20秒
  55℃ 20秒
  74℃ 20秒(検出)
Dissociation

(3)"反応開始"ボタンをクリックして反応を開始する。
(4)サンプル設定画面でサンプル情報の設定を行う。
(5)結果解析
反応終了後、“結果/解析”ボタンをクリックする。 二画面の上部にサンプル検出のFAMフィルターでの増幅曲線(左図)を、下部に融解曲線(右図)を表示する。 あわせて、NC(陰性コントロール)、PC(陽性コントロールDNA) での増幅曲線および融解曲線を確認する。
(6)上下いずれかの画面で“データ解析”<テキストレポート>を選択し、“表示項目”<SDM法データ(2nd Derivative Maximum法による解析)>のチェックをはずし、CP法データ(Crossing Point法による解析)の結果を表示する。
(7)“詳細項目”のTm#1、Tm#2にチェックを入れ、<定量値 (CP)(検量線設定時にサンプル濃度を表示)>のチェックを外す。必要に応じて、“詳細項目”より表示する項目を選択する。
注: “Speed”は、Thermal Cycler Dice Real Time System III(製品コード TP950)の場合はNormalに、Thermal Cycler Dice Real Time System II(製品コード TP900:終売)やLite(製品コード TP700:終売)ではFastを選択し、解析する際に正規化補正をOFFにしてください。 食品環境検査用ソフトウェアをご使用の場合、Speedの設定は各装置のデフォルト条件のまま、解析する際に正規化補正をOFFにしてください。

【Applied Biosystems 7500 Fast Real-Time PCR Systemの場合】

(1) Experiment Properties画面設定を行う。
 ・ Quantification-Standard Curveを選択する。
 ・ SYBR Green Reagentsを選択し、Include Melt Curveのチェックを確認する。
(2) 反応条件を設定し、チューブをセットし、反応をスタートする。
Stage 1:初期変性
  Reps:1
  95℃ 2分
Stage 2:PCR反応
  Reps:35
  95℃ 20秒
  55℃ 20秒
  74℃ 25秒(検出)
  
  Melting
(3) 反応終了後、Analysis画面で、増幅曲線および融解曲線を確認し、Tm値を求める。

【StepOnePlus Real-Time PCR Systemの場合】

(1) Experiment Properties画面設定を行う。
 ・Quantification-Standard Curveを選択する。
 ・SYBR Green Reagentsを選択し、Include Melt Curveのチェックを確認する。
(2) 反応条件を設定し、チューブをセットし、反応をスタートする。
Stage 1:初期変性
  Reps:1
  95℃ 2分
Stage 2:PCR反応
  Reps:35
  95℃ 20秒
  55℃ 20秒
  74℃ 20秒(検出)
  
  Melting
(3) 反応終了後、Analysis画面で、増幅曲線および融解曲線を確認し、Tm値を求める。

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