【方法】遺伝子導入から48時間後にE14TG2a細胞を回収し、Flow cytometerにてAcGFP1陽性細胞を計測した(一過性発現)。陽性細胞の割合を%positiveで示し、各陽性細胞におけるAcGFP1の発現強度をMFI(Mean of Fluorescent Intensity)で示した。
また、回収細胞を1:40に希釈継代し、G418を終濃度250 μg/mlとなるよう添加して選択培養を開始した。同様の希釈継代をさらに2回行い、増殖した細胞を薬剤耐性集団とし、Flow cytometerにて耐性細胞集団におけるAcGFP1発現を計測した(安定発現)。
【結果】一過性発現の段階で、既にEF1αプロモーターはMFI値で4.6倍の高発現を示した。また、安定発現でもEF1αプロモーターは高い発現を示し(MFI値で5.8倍)、マウスES細胞(E14TG2a)でのEF1αプロモーターの有用性が確認できた。