HeLa細胞およびSW48細胞から、EpiScope Nucleosome Preparation Kitを用いてヌクレオソームを調製後、NucleoSpin Gel and PCR Clean-upを用いてDNAを回収した(50 μlで溶出;ヌクレオソームDNA)。次に、得られたヌクレオソームDNAを鋳型に、TB Green
Premix Ex Taq GC (Perfect Real Time)とThermal Cycler Dice Real Time System
II (終売)を使用してリアルタイムPCRを行い、
MLH1上流領域のヌクレオソーム存在位置を解析した。解析に用いたリアルタイムPCR用プライマーは、
MLH1遺伝子上流域をTiling状(図1、領域a~f)に検出するように設計した。
図1. MLH1遺伝子上流域のゲノムマップ
また、HeLaおよびSW48細胞における
MLH1遺伝子のmRNA発現量は、NucleoSpin RNAを用いて抽出・精製したtotal RNAから、PrimeScript RT reagent Kit (Perfect Real Time) (製品コード RR037A)によりcDNAを合成後、TB Green
Premix Ex Taq II (Perfect Real Time) (製品コード RR820Aの旧バージョン)によるリアルタイムPCRで解析した。また、発現解析に利用したリアルタイムPCR用プライマーは、Perfect Real Timeサポートシステムにより設計・合成したものを利用した。