|   | 動物組織 | 細胞 | 
| 1. サンプルの準備 | 
  | 25 mgの組織を用意する。液体窒素を加え、凍結しながら乳鉢で粉状にする、またはホモジナイザー処理などで細分化を行う。 |  
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107個の培養細胞をBuffer T1 200 μlに懸濁する。Proteinase K溶液*1 25 μl、Buffer B3  200 μlを加え、70℃で10~15分間インキュベートする。 
(オプション) RNase処理を行う場合:107個の培養細胞を Buffer T1 200 μlに懸濁する。Proteinase K 25 μlを添加し、室温で10分間インキュベートする。Proteinase K処理後、RNase A(20 mg/ml)溶液(各自で用意)*2 20 μlを加え、室温で5分インキュベートする。Buffer B3*3  200 μlを加え、70℃で10~15分間インキュベートする。 | 
| 2. Proteinase K処理 | 
  | Buffer T1 180 μl、Proteinase K溶液*1 25 μlを組織に添加し、激しく攪拌する。56℃で1~3時間(または一晩)完全に溶解するまでインキュベートする。 
(オプション) RNase処理を行う場合:Proteinase K処理後、RNase A(20 mg/ml)溶液(各自で用意)*2 20 μlを加え、室温で5分インキュベートする。 |  
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| 3. サンプルの溶解 |   | 
サンプルを撹拌する。Buffer B3*3 200 μlを加えて、激しく撹拌した後、70℃で10分間インキュベートする。 不溶物が残る場合は、11,000×g、5分間遠心し、上清を新しいチューブに移す。 |  
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| 4. エタノールの添加 | 
  | 96~100%エタノール 210 μlを添加し、よく混合する。 |  
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| 5. カラムへの吸着 | 
  | NucleoSpin Tissue ColumnをCollection Tubeにセットする。 
4の溶液をカラムに添加し、11,000×g、1分間遠心する。 
ろ液を捨てた後、新しいCollection Tubeにカラムをセットする。 |   |  
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| 6. メンブレンの洗浄 | 
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1回目の洗浄 
Buffer BW 500 μlをカラムに添加し、11,000×gで1分間遠心する。 
ろ液を捨てた後、同じCollection Tubeをカラムにセットする。 |   |  
2回目の洗浄 
Buffer B5*4 600 μlをカラムに添加し、11,000×gで1分間遠心する。 
ろ液を捨てた後、同じCollection Tubeにカラムをセットする。 |   |  
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| 7. メンブレンの乾燥 | 
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カラムを、11,000×gで1分間遠心する。 |   |  
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| 8. DNAの溶出 | 
  | カラムをマイクロチューブ(1.5 ml:各自で用意)にセットする。 
70℃に温めたBuffer BE*5 100 μlを加え、室温で1分間インキュベートした後、11,000×gで1分間遠心する。 
溶出したDNA溶液は、4℃、長期保存の場合は、-20℃で保存する。(凍結融解はできるだけ繰り返さない) 
*5 Buffer BEの組成:5 mM Tris-HCl、pH8.5 |   |  
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