RetroNectin® GMP grade

RetroNectin GMP gradeのフィルターろ過およびコーティング

RetroNectin® GMP grade

使用方法
フィルターろ過
  1. 必要な器具・装置および試薬(主なもの)
    • 滅菌済シリンジ、針
    • 0.22 μmフィルター
      (MERCK MILLIPORE MILLEX-GV, SLGV 033 RSなど)
  2. プロトコール
    融解させた1.0 mg/mlのRetroNectin溶液を0.22 μmのフィルターに通す。
【注】フィルターろ過は、1.0 mg/mlのRetroNectin溶液で行ってください。RetroNectinがフィルターに吸着する恐れがあるため、希釈後の溶液はフィルターろ過しないでください。また、タンパク質低吸着タイプ以外のフィルターを使用する場合にもフィルターに吸着する恐れがありますので注意が必要です。

希釈およびRetroNectinのコーティング
  1. 必要な器具・装置および試薬(主なもの)
    • PBS(-)
    • 滅菌済ピペット、フィルター付き滅菌チップ
  2. プロトコール
    RetroNectin濃度が4~20 μg/cm2となるようにプレート等の容器にコーティングを行う。
    1. 滅菌済のPBS(Phosphate Buffered Saline)またはACD-A(Acid Citrate Dextrose Formula A)溶液を用いて、適当な濃度(20~100 μg/ml)となるように無菌的にRetroNectin溶液を希釈する。
    2. 適当量のRetroNectin希釈液をコートしたい容器全体に広がるように加え、室温で0.5時間以上または4℃で一晩放置する。
    3. RetroNectin希釈液を除き、適当量の洗浄バッファー(PBS等)で洗浄する。
    4. 洗浄バッファーを除き、RetroNectinコート容器とする。

  RetroNectin® GMP grade