AAVpro^® Extraction Solution

ZsGreen1を搭載したAAV2ベクターを産生するHEK293細胞からAAVpro Extraction Solution（製品コード 6235）を用いてAAV2ベクターを抽出した。なお、AAV2ベクターの調製にはAAVpro Helper Free System (AAV2)（製品コード 6230）およびpAAV-ZsGreen1 Vector（製品コード 6231）を用いた。比較対照として、凍結融解法により得られたAAV2ベクターを使用した。得られたウイルス液はそれぞれリアルタイムPCRによるベクターゲノム定量およびHT1080細胞への感染実験を行い、その力価を評価した（図1、図2）。その結果、AAVpro Extraction Solution使用時の方が明らかに力価が高いことが示された。

AES：AAVpro Extraction Solution F/T：凍結融解法 ＊ vg: Vector Genome

図1．AAVpro Extraction Solutionを用いたAAV2抽出効率　＜ベクターゲノム定量＞

AES：AAVpro Extraction Solution F/T：凍結融解法

図2．AAVpro Extraction Solutionを用いたAAV2抽出効率　＜HT1080への感染力価＞