マイクロチューブに増菌培養液*1 0.1 mlを入れ、10,000×gで10分間遠心して上清を除去し、細菌のペレットを用意する。
Buffer T1 180 μl, Proteinase K溶液*2 25 μlを細菌のペレットに添加し、激しく攪拌する。56℃で1時間インキュベートする。
注:1時間で溶解しなかった場合:56℃でのインキュベートを3時間(~一晩)まで延長し、完全に溶解する。
サンプルを撹拌する。Buffer B3 200 μlを加えて、激しく撹拌した後、70℃で10分間インキュベートする。
不溶物が残る場合は11,000×gで5分間遠心し、上清を新しいチューブに移す。
96~100%エタノール 210 μlを添加し、よく混合する。
NucleoSpin Tissue ColumnをCollection Tubeにセットする。
4.の溶液をカラムに添加し、11,000×gで1分間遠心する。
ろ液を捨て、新しいCollection Tubeにカラムをセットする。
1回目の洗浄
Buffer BW 500 μlをカラムに添加し、11,000×gで1分間遠心する。
ろ液を捨てた後、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
2回目の洗浄
Buffer B5*2 600 μlをカラムに添加し、11,000×gで1分間遠心する。
ろ液を捨てた後、同じCollection Tubeにカラムをセットする。
カラムを、11,000×gで1分間遠心する。
カラムをマイクロチューブ(1.5 ml:各自で用意)にセットする。
70℃に温めたBuffer BE*3 100 μlを加え、室温で1分間インキュベートした後、11,000×gで1分間遠心する。
溶出したDNA溶液は、4℃、長期保存の場合は、-20℃で保存する。(凍結融解はできるだけ繰り返さない)