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Q1 ThruPLEX Plasma-seq Kitで使用できるサンプルの種類は?
A1 ThruPLEX Plasma-seq Kitは、血漿から精製されたcell-free DNAからイルミナ社NGS用のDNAライブラリーを作製するよう設計されています。ThruPLEX Plasma-seq Kitは、幅広いGCカバレッジの多様なライブラリーを作製できるよう改良され、1~30 ngのcell-free DNAで再現性の高い結果を得ることができます。
用途 | インプットサンプルの種類 | 推奨インプット量 |
血漿由来DNAのシーケンス・リキッドバイオプシー;ctDNA解析、ターゲットシーケンス | 血漿から精製されたcell-free DNA | 1~30 ng |
Q2 ThruPLEX Plasma-seq Kit とThruPLEX DNA-seq Kitは何が違うのか?
A2 ThruPLEX Plasma-seq Kitは、血漿から精製されたcell-free DNA用に最適化したキットです。Cell-free DNAの断片化は必要なく、プロトコールが異なります(
Q3参照)。
Q3 ThruPLEX Plasma-seq KitとThruPLEX DNA-seq Kitのプロトコールはどういう点が異なるか?
A3
- テンプレート調製ステップ:処理液量と処理温度が異なります。
- ライブラリー合成ステップ:反応液量と反応温度が異なります。
- ライブラリー増幅ステップ:反応液量と増幅サイクル数が異なります。
Q4 ThruPLEX Plasma-seq Kitの試薬を、ThruPLEX DNA-seq Kitの試薬で代用できるか?
A4 いいえ、ThruPLEX Plasma-seq Kitの試薬は他のキットで使用することはできません。
Q5 血漿からのcell-free DNAの精製に推奨される方法はあるか?
A5 ThruPLEX Plasma-seq Kitは、QIAamp Circulating Nucleic Acid Kit(Qiagen社、Code No. 55114)を用いて調製したcell-free DNAで最適化されています。
インプットDNAを溶解するバッファーのTrisおよびEDTAの濃度は、それぞれ10 mMおよび0.1 mMを超えてはいけません。リン酸塩を含むバッファーは使用できません。
Q6 血液採取にはどのような採血管を使用すればよいか?
A6 Vacutainer Venous Blood Collection Tubes with K2 EDTA(Becton Dickinson社、Code No. 36643)で採取した血液を使用しています。
詳細な手順については、
こちらをご覧ください。
Q7 血液からの血漿調製はどのようにしたらよいか?
A7 血漿は、ダブル遠心分離プロトコールを用いて血液から分離する必要があります。調製済みの血漿サンプルは、cell-free DNAを精製するまで-80℃で保存してください。
詳細な手順については、
こちらをご覧ください。
Q8 尿や他の生体液から精製したcell-free DNAはThruPLEX Plasma-seq Kitで使用できるか?
A8 ThruPLEX Plasma-seq Kitはヒト血漿から分離されたcell-free DNAに最適化されていますが、他の生体液由来の分解したDNAでも使用できる可能性があります。血漿以外のサンプルを用いる場合は、最初にDNA抽出/精製キットでcell-free DNAを抽出しなければなりません。これらのサンプルから得られたcell-freeDNAは通常、分解を受けて断片化しているので、さらに断片化を行う必要はありません。各反応でのcell-free DNAのインプット量は10 μlを超えない様にしてください。
Q9 ThruPLEX Plasma-seq Kitと組み合わせて使用できるターゲット濃縮システムはあるか?