- 検出感度:0.00001%
- 1ウェルにおいてコロニーが未検出となる確率分布:0.9956
- 1回の試行(160ウェルへの試料の分画)のすべてにおいてコロニーが検出されない確率(x):x=0.9956^160 = 0.4938
1%の確率で偽陰性があることを許容する場合、n=log (0.01)/log (0.4938) =
6.527という数値が得られる。
すなわち、ある被験物質中にHeLa相当の悪性形質転換細胞が1/10,000,000の割合で混入していないことを示すには、同様の操作を
7回実施し、コロニーが未検出であることを確認できれば偽陰性を否定することができる。
出典 Kusakawa
et al.,
Sci Rep. 2015
ヒト細胞加工製品の未分化多能性幹細胞・形質転換細胞検出試験、造腫瘍性試験及び遺伝的安定性評価に関する留意点(案)別添