In-Fusion® Snap Assembly Master Mix
ユーザー様実施例:遺伝子のクローニング
データご提供:広島大学大学院医系科学研究科 木下恵美子様
実験の概要
ヒトの細胞から調製したmRNAから、逆転写酵素を用いてDNA-RNAハイブリッドを作成した。それをテンプレートに150種類の遺伝子を増幅して、クローニングを試みた。
結果
○は精製せずにcloning enhancer処理をしてIn-Fusion反応を行い、クローニングに成功したもの。
□はゲル精製をしてIn-Fusion反応を行い、クローニングに成功したもの。
(印のないもので、ゲル精製をしてからPCRをやり直すことで特異的バンドが明瞭に観察できたものがあり、最終的にIn-Fusionで101種類のクローニングに成功した。)
目的断片よりも低分子側に非特異的増幅がある場合は特に、コロニーの当たり率が低いので、精製などをしたほうがいいと思った。
In-Fusionを使った感想はいかがでしたか?
遺伝子を目的のベクターに簡単に入れることができる。多数の遺伝子を短期間でクローニングできたので,非常に有用だと思う。
In-Fusionを使ってみれば,もう制限酵素で切り張りするようなクローニングには戻れない。
In-Fusionを使ったことがないユーザー様に一言お願いします。
キットの値段が高いと思われているが反応の液量を減らすなどの工夫もできるし、簡単なので結局、時間と労力とコストの削減になる。
In-Fusion® Snap Assembly Master Mix