試薬の準備 | すべてのBufferで沈殿が生じていないことを確認する。もし沈殿が生じていた場合は、50℃で30分間予温して沈殿を溶解し、室温に戻してから使用する。 | |
1. | サンプルの溶解 |
環境水をろ過したfilterを5 mlチューブに入れる。 Buffer DISSOLVE 1.5 mlを添加する。 Liquid Proteinase K 25 μlを加えて、vortexで10秒間混合する。 MN Bead Tube Holder 5 ml (製品コード 740459)を用いて、filterがBufferに浸っている状態で 緩やかに10分間攪拌する。 |
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2. | 溶解液の回収 |
吸収性のfilterの場合 1の溶液(filterを含む)を5 mlのシリンジに移し、押し出すことで溶解液を回収する。 非吸収性のfilterの場合 1の溶液からfilterを取り除く。 上記溶液を2 mlチューブ(各自で用意)に移す。 10,000×g、1分間遠心する。 |
3. | Bufferの添加 |
Buffer ACID 270 μlを添加し、沈殿物が再懸濁されないように注意して一度だけ転倒混和する。
10,000×g、2分間遠心する。 上清を新しい2 mlチューブ(各自で用意)に移す。 |
4. | レジンへの吸着 |
3の溶液にBuffer PRECを38 μl添加する。
NucleoTrap suspension 25 μlを加え、ロータリーシェーカーなどを用いて、 室温で5分間混合する。 4,500×g、3分間遠心する。 上清を傾けて捨てる(またはピペットで取り除く)。 |
5. | レジンの洗浄 |
1回目の洗浄
Buffer RESU 400 μlをレジンに添加し、vortexで懸濁する。 10,000×g、1分間遠心する。 上清を捨てる。 2回目の洗浄 Buffer WB 400 μlをレジンに添加し、vortexで懸濁する。 10,000×gで1分間遠心する。 上清を捨てる。 3回目の洗浄 Buffer WB 300 μlをレジンに添加し、vortexで懸濁する。 2 mlチューブにセットしたNucleoSpin eDNA XS columnにこの懸濁液を移す。 10,000×gで2分間遠心する。 ろ液を捨てた後、新しい1.5 mlチューブ(各自で用意)にカラムをセットする。 |
6. | DNAの溶出 |
Buffer BE 100 μlを添加し、蓋を閉めて、5~10秒間vortexで混合し、レジンを懸濁させる。
室温で1分間静置する。 10,000×gで1分間遠心し、DNAを溶出させる。 |