In-Fusion® Snap Assembly Master Mix

ユーザー様実施例:酵母ツーハイブリッド法、トランジェントアッセイ用プラスミドの作製

データご提供:M大学 M様

■ 実験の概要
A社PCR酵素αを用いてPCRを行ったベクター断片3種類(5,654 bp、5,456 bp、5,434 bp)と、A社PCR酵素βを用いてPCRを行ったインサート断片1,051 bpをそれぞれIn-Fusion Snap Assembly Master Mixを用いてクローニングし、3種類のプラスミド(6,504 bp、6,306 bp、6,284 bp)の作製を行った。コンピテントセルはDH5αを用いた。

■ 結果
電気泳動
PCR産物を精製し、In-Fusion Snap Assembly Master Mixのプロトコールに従って反応を行った。反応液を用いて大腸菌を組換え、選択培地に撒いた結果、複数のコロニーが出現した。その後、出現したコロニーをピックアップし、コロニーPCRに供した。コロニーPCRには、vector由来のForward primerおよびinsert由来のReverse primerを使用した(目的サイズ1,971 bp)。その結果、目的サイズのバンドが得られたため、目的のプラスミドの作製が正確に行われたと考えられる。

電気泳動(コロニーPCR)の一例
電気泳動(コロニーPCR)の一例

■ In-Fusion Snapシリーズを使った感想はいかがでしたか?
複数行ったが全て1回で成功し驚いた。実験手順も比較的単純で、クローニング初心者でも成功率が極めて高かった。

■ In-Fusion Snapシリーズを使ったことがないユーザー様に一言お願いします。
LR反応(他社クローニングシステム)もしくは旧製品のIn-Fusionなどでうまくいかない際は、このIn-Fusion Snapシリーズを試す事をおすすめします。

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