データご提供:N大学 N様
■ 実験の概要
イヌの関節炎の発生メカニズムを明らかにするために、イヌ滑膜線維芽細胞を炎症性サイトカインであるインターロイキン1β(IL-1β)で刺激し、炎症モデルを確立した。イヌ滑膜線維芽細胞をIL-1βで刺激したところ、時間依存的な炎症マーカー(COX-2)の発現を認めた。
■ 結果
TBP(Reference)の増幅曲線
Ct値のブレも少なくキレイにそろうため、信頼のできるデータがとれる。
TBP (Reference)の融解曲線分析
サンプル間のブレも少なくキレイにそろっている。タカラバイオのprimerを使用しているため、非特異的な増幅のない、信頼性の高いデータがとれる。
COX-2(Target of Interest)の増幅曲線
duplicate間のCt値のブレはほとんどない。
COX-2(Target of Interest)の融解曲線分析
こちらもタカラバイオのprimerを使用しているため、非特異的な増幅のない、信頼性の高いデータがとれる。TBPと異なる温度で解離していることがわかる。
2nd derivative methodsとΔΔCt法で解析したグラフ
イヌ滑膜線維芽細胞をIL-1βで刺激すると、経時的なCOX-2のmRNA発現上昇がみられた。エラーバーの幅も小さく、クリアなデータを得ることができる。
■ TB Green Premix Ex Taq II (Tli RNaseH Plus)を使った感想はいかがでしたか?
シンプルなプロトコルなので、とても使いやすい。他のタカラバイオ製品と組み合わせることで、だれでも心配することなくqPCRのデータを取得することができる。解析ソフトのインターフェイスも分かりやすく、初心者でも理解しやすい。
■ TB Green Premix Ex Taq II (Tli RNaseH Plus)を使ったことがないユーザー様におススメの一言をお願いします。
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