TaKaRa Ex Premier™ DNA Polymerase

ユーザー様インタビュー&実施例:TaKaRa Ex Premier™ DNA Polymeraseを使用したマウスジェノタイピングの効率化

東京大学 大学院医学系研究科・医学部 附属疾患生命工学センター 臨床医工学部門 谷 彰一郎 先生

東京大学 大学院医学系研究科・医学部 附属疾患生命工学センター 臨床医工学部門 谷 彰一郎先生にTaKaRa Ex Premier DNA Polymerase(製品コード RR370)をお試しいただき、とても良かったとのうれしいお声をいただきました。今回、その内容についてインタビュー形式でご紹介しています。また、TaKaRa Ex Premier DNA Polymeraseの実施例もご提供していただきましたので、併せてご覧ください。

先生のPCR目的について教えてください。
主にマウスのジェノタイピングのためにPCRを行っています。マウステールからアルカリ抽出でサンプルを調製し、4種類の遺伝子をターゲットに同一の反応条件でPCRを行っています。一番長いターゲットが約1,000 bpなので、これが増える条件に合わせてPCRをしています。サンプル数は最大で40検体くらいになる場合もあり、かなり多いです。

Ex Premierをお知りになったきっかけを教えてください。
販売店の方からの紹介で知りました。2×のプレミックスが便利だなと思い、ちょうど新発売キャンペーンもしていたので試してみることにしました。

Ex Premierを使用された結果はいかがだったでしょうか。
以前は別メーカーのPCR酵素をずっとジェノタイピングに使っていましたが、それと比較してPCRのかかり具合について正直それほど差はありませんでした。Ex Premierが良かったのはPCR時間を大きく短縮できたことです。反応時間自体が短いことはもちろん、プレミックスで調製の手間がかからない、-20℃で不凍なので溶かす時間が省ける、1プロトコールで問題なく増やせるなどから、体感的には別メーカーの製品よりも要する時間が半分になりました。

Ex Premierの今後の使用予定について教えてください。
これからもジェノタイピングはかなりの頻度で行う予定ですので、引き続きEx Premierは使っていきます。今までEx Premierでほぼジェノタイピングを失敗したことがないので、うちのラボのスタンダード酵素という位置づけでタイピングを行っていきます。

どうもありがとうございました。

■実施例 Ex Premierを使用して同一PCR条件での様々なサンプルのジェノタイピング

Ex Premierを使用して同一PCR条件での様々なサンプルのジェノタイピング
異なる長さのターゲットが、同一のPCR条件でも増幅できていることが示された。

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