アデノウイルス40/41型検出キット

実検体由来アデノウイルス41型DNAの検出

アデノウイルス41型の実検体2検体から精製したDNAを鋳型とし、Adenovirus 40/41 qPCR Typing Kit(製品コード RC410A)を用いてリアルタイムPCRにより検出を行った。
陽性コントロール(下記の表中PC)としてAdenovirus 40/41 Positive Control DNA(製品コード RC415A)を、陰性コントロール(下記の表中NC)として本製品に含まれるH2Oを、リアルタイムPCR装置にはThermal Cycler Dice Real Time System III (Cy5) with PC(製品コード TP990)を使用した。
取扱説明書に従いN=3で反応を実施した結果を以下に示す。
Ct値
サンプル名Cy5FAM
Ad41 DNA 127.9
Ad41 DNA 127.6
Ad41 DNA 127.9
Ad41 DNA 227.7
Ad41 DNA 227.7
Ad41 DNA 227.7
Ad40 PC24.3
Ad40 PC24.9
Ad40 PC24.9
Ad41 PC24.3
Ad41 PC24.6
Ad41 PC24.6
NC
NC
NC
検出フィルター:FAM 検出フィルター:Cy5

各サンプルのCt値および各蛍光フィルターでの増幅曲線の様子
アデノウイルス41型実検体由来の精製DNA(Ad41 DNA 1およびAd41 DNA 2)はFAMでのみ検出された(左表および右上図)。陽性コントロール(PC)は、Cy5(Ad40 PC)およびFAM(Ad41 PC)でそれぞれ検出され、陰性コントロール(NC)は不検出であった(左表および右上下図)。

※本データは、群馬パース大学大学院 木村博一教授にご提供いただきました。

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