試料について | NucleoProtect VET Swab Tubeを用いて採取・保存した試料、および任意のスワブを用いて採取しNucleoProtect VET Reagentを保存溶液とした試料について使用可能です。 | |
試薬の調製 | Buffer SVW2*1が添付の英文説明書に従って調製、希釈されていることを確認します。 また、Carrier RNA*2がRNase-free H2Oで溶解されていることを確認します。 RNase-free H2Oを70℃に予温しておきます。 Buffer PFN(製品コード 740121.5)を用意しておきます。 | |
1. | サンプルの溶解、破砕 |
NucleoProtect VETで保存されたスワブ試料を30秒間vortexで混合します。スピンダウンした後200 μlの溶液を取り出し、Collection Tube(1.5 ml)に移します。 Buffer SVL 100 μl、水 100 μl、Buffer PFN 2 μlを添加します(これらはあらかじめ混合しておいてもよい)。10~15秒間vortexで混合します。 スピンダウンを行ってLiquid Proteinase K 10 μlを添加し、緩やかに混合します。 振盪機を用いて1,400 rpmで室温10分間混合します。 スピンダウンを行い、2.5 μlのCarrier RNA溶液を加えます。Vortexなどで混合した後、3分間室温で静置します。 |
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2. | エタノールの添加 |
1.の溶液をスピンダウンした後、200 μlのエタノール(96~100%)を加えて素早く混合します。 室温で5分静置します。 スピンダウンして溶液を落とします。 |
3. | カラムへの吸着 |
NucleoSpin VET Columnを2 ml Collection Tubeにセットします。
2.の溶液610 μlをカラムに添加し、4,000×g、3分間遠心します*3。 ろ液を捨てた後、新しい2 ml Collection Tubeにカラムをセットします。 |
4. | メンブレンの洗浄と乾燥 |
1回目の洗浄
Buffer SVW1 400 μlをカラムに添加し、11,000×gで30秒間遠心します。 ろ液を捨てた後、新しい2 ml Collection Tubeにカラムをセットします。
2回目の洗浄
Buffer SVW2 400 μlをカラムに添加し、11,000×gで30秒間遠心します。 ろ液を捨てた後、新しいCollection Tubeにカラムをセットします。 3回目の洗浄
Buffer SVW2 200 μlをカラムに添加し、20,000×gで5分間遠心します。 ろ液を捨てた後、新しい1.5 ml Collection Tubeにカラムをセットします。 蓋を開けて56℃で5分間乾燥させます。 |
5. | 核酸の溶出 |
70℃に予温したRNase-free H2O 100 μlを添加し、3分間室温で静置します。
20,000×gで3分間遠心し、核酸を溶出させます。 |