牛呼吸器病症候群(BRDC)関連パスツレラ科細菌検出キット

パスツレラ科細菌ゲノムDNAを用いた反応確認

【対象製品】
BRDC Bacteria Direct Detection qPCR Kit(製品コード RC241A:以下、本製品)

【概要】
牛呼吸器病症候群の主要な原因細菌であるパスツレラ科細菌の分離株21種からそれぞれゲノムDNAを精製し、1反応あたり1 ngとなるように添加して本製品で反応確認を行った。また、同様に牛ゲノムDNAを1反応あたり1 ngとなるよう添加した。

<検出対象>
  • Mannheimia haemolytica(以下、Mh)
  • Pasteurella multocida(以下、Pm)
  • Histophilus somni(以下、Hs)
  • RPPH1遺伝子(インターナルコントロール (IC))

使用した分離株の菌種を下表に示す。
分離株No.パスツレラ科細菌
菌種
#1~#7Mh
#8~#16Pm
#17~#21Hs
牛ゲノムDNA-

【結果】
21種の分離株から回収した精製ゲノムDNAを添加した各反応において、対応するパスツレラ科細菌遺伝子が検出され、それ以外の反応では増幅曲線の立ち上がりは見られなかった。この結果から、本製品は牛呼吸器病症候群の主要な原因細菌であるパスツレラ科細菌3種類 (Mh, Pm, Hs) の各遺伝子を特異的に検出できることが示された。

パスツレラ科細菌遺伝子が検出

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