LVpro™ Provirus qPCR Quantitation Kit(プロウイルスコピー数測定キット)
プロウイルスコピー数と導入遺伝子発現の相関
本製品によるプロウイルスコピー数測定結果と導入遺伝子発現の相関を解析しました。
【方法①】
ZsGreen1遺伝子を搭載したレンチウイルスベクターを段階希釈し、HT1080細胞に感染させた。感染から4日後、回収した細胞の一部はフローサイトメーターにてZsGreen1の発現を確認し、残りの細胞はDNaseⅠ処理後にNucleospin Tissue(製品コード 740952.10など)を用いてゲノムDNAを抽出した。本製品を用いて、各サンプルにつき100 ngのゲノムDNAを使用してリアルタイムPCRを実施した。得られた1細胞当たりの平均プロウイルスコピー数とZsGreen1の陽性率・平均蛍光強度(MFI)の相関性を確認した。本データは独立した3回の試験の平均値を示す。
【方法②】
CD19-CAR遺伝子を搭載したレンチウイルスベクターを段階希釈し、SUP-T1細胞に感染させた。感染から3日後、回収した細胞の一部はフローサイトメーターにてCD19-CARの発現を確認し、残りの細胞はDNaseⅠ処理後にNucleospin Tissue(製品コード 740952.10など)を用いてゲノムDNAを抽出した。本製品を用いて、各サンプルにつき100 ngのゲノムDNAを使用してリアルタイムPCRを実施した。得られた1細胞当たりの平均プロウイルスコピー数とCD19-CARの陽性率・平均蛍光強度(MFI)の相関性を確認した。本データは独立した3回の試験の平均値を示す。
【結果】
本製品を用いて測定した1細胞あたりの平均プロウイルスコピー数は、使用した細胞や導入した遺伝子の種類に依らず、導入遺伝子のMFIと高い相関(R
2>0.99)を示した。導入遺伝子の陽性率とも相関が確認された。また、100%に近い陽性率の細胞集団においても、プロウイルスコピー数が定量可能であることも示された。本製品がレンチウイルスベクターの遺伝子導入効率の定量的評価に有用であることが示唆された。
図1. HT1080細胞における、レンチウイルスベクターのプロウイルスコピー数と導入遺伝子(ZsGreen1)発現の相関
図2. SUP-T1細胞における、レンチウイルスベクターのプロウイルスコピー数と導入遺伝子(CD19-CAR)発現の相関
LVpro™ Provirus qPCR Quantitation Kit(プロウイルスコピー数測定キット)