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検体について
Q1 生体組織(リンパ節など)を使用する方法は?
A1
生体組織等の固形組織を使用する場合は、乳剤化などの事前処理が必要です。参考情報として以下のような処理方法をご紹介します。
- 組織片を秤量する。
- 培養液またはPBS(リン酸緩衝生理食塩水)を加え、10% w/v程度の濃度になるよう調製
- 磨砕後、遠心して得られた上清を使用
取扱説明書に記載のない検体を使用する場合は、上記を参考に、事前にご自身で条件を検討してください。
Q2 全血検体に抗凝固剤が含まれていても使用できますか?
A2
抗凝固剤として、以下の使用実績があります。
これらの抗凝固剤を用いた全血検体でのアプリケーションデータを以下のページで公開しています。
熱処理タイプによる血液検体中の細菌DNAの検出は
こちら
熱処理タイプによる血液検体中のウイルスDNAの検出は
こちら
前処理について
Q3 前処理済み検体は保管できますか?
A3
核酸の分解リスクがあるため、前処理済み検体の保管は推奨しておりません。
その他(トラブルシューティング)
Q4 ネガティブコントロールが陽性になりました。鋳型DNAの混入でない場合、どのような対処法がありますか?
A4
非特異的な増幅が起こりにくいよう設計されていますが、Primer・Probe配列によっては試薬との相性により非特異的な増幅が生じることがあります。
以下の対応をご検討ください:
- PCR条件の見直し
- 試薬の種類の変更
- 検出系(Primer/Probe)の再設計
Q5 検出不良が起きました。対処法はありますか?
A5
まずは、工程ごとに確認いただくことをお勧めいたします。詳しくは
こちらの資料をご参照ください。