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レトロウイルスベクター作製 Q&A

レトロウイルスベクター作成の流れ pDON-5 DNA Retrovirus Packaging Kit Retrovirus Titer Set (for Real Time PCR)
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Q1 レトロウイルスベクターの収量は保証されていますか?
A1  組換えウイルスの生産性は搭載される目的遺伝子により変動するため、収量保証はいたしかねます。通常、109~1010 copies/mlの収量を想定しております。
Q2 配列情報からレトロウイルスベクターの作製は可能でしょうか?
A2  目的遺伝子を挿入したプラスミドDNAの構築は、オプションとして承ります。
Q3 タカラバイオ製品以外の目的遺伝子発現プラスミドを用いたレトロウイルスベクター作製の依頼は可能でしょうか?
A3  配列確認も含め事前にご相談ください。MoMLV(MMLV)由来のパッケージングシグナル(Ψ配列)搭載ベクターでは、対応可能な場合があります。
Q4 レトロウイルスベクター作製に使用する細胞種について教えてください。
A4  HEK293Tを使用します。レトロウイルスベクターの恒常産生細胞(プロデューサー細胞)を作製の場合は、主にPG13細胞を使用します。
なお、お客様の方で手配された細胞に関しては、製造法の検討も含めてご相談ください。また、目的に応じて、マスターセルバンク(MCB)の作製を承ります。
Q5 ウイルスタイターの算出方法について教えてください。
A5  弊社製品Retrovirus Titer Set(for Real Time PCR)を使用しています。ウイルス液からRNAを抽出し、パッケージングシグナル部分を増幅ターゲットにしてRNAゲノム量をリアルタイムPCRで測定します。感染力価の測定はオプションとして承っています。
Q6 様々なウイルスタイター表記方法がありますが、違いを教えてください。
A6  弊社受託で実施するタイター測定方法は、ウイルス粒子内のゲノム数を測定したもの(copies/ml)となります。ウイルスベクターを細胞に感染させ検出したものは、生物学的力価(IFU/ml)やトランスダクションユニット(TU/ml)などと表記されます。
Q7 レトロウイルス作製とそのウイルスを用いた安定発現株作製の依頼は可能でしょうか?
A7  可能です。
ご提供いただいた細胞に目的遺伝子の組換えレトロウイルスを感染させ、安定発現株(Pool)を作製いたします。詳しくは、安定発現細胞株作製をご確認ください。