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mRNA作製 Q&A

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Q1 mRNAの収量は保証されていますか?
A1  mRNAの転写効率は、目的遺伝子の長さなどにより変動するため、初回作製時などでの収量は保証いたしかねます。
Q2 配列情報から鋳型ベクターの作製は可能でしょうか?
A2  目的遺伝子を挿入したプラスミドDNAの構築は、オプションとして承ります。
Q3 直鎖化する制限酵素はどのように選びますか?
A3  転写効率の観点からBspQ Iを推奨しております。Poly(A)配列後の余剰塩基数の増加に伴い、タンパク質の発現が低下いたします。BspQ Iの切断サイトは認識配列の外側に位置するため、Poly(A)配列後に余分な配列を持たないmRNAの合成鋳型を作製できます。
Q4 修飾塩基は何が使えますか?
A4  ご要望いただいた修飾塩基を使用可能です。修飾塩基によってはご提供をお願いする場合があります。
Q5 Vaccinia Capping Enzyme以外のキャッピング方法での作製は可能でしょうか?
A5  可能です。ご要望に応じて、ARCAなどを用いた共転写キャッピング法も可能です。
Q6 納品最終mRNA濃度はどれくらいでしょうか?
A6  標準は1 mg/mlです。ご要望に応じて変更可能です。
Q7 mRNAを懸濁する最終バッファーの組成は何でしょうか?
A7  最終バッファーはクエン酸バッファーです。ご要望に応じて変更可能です。
Q8 mRNAを動物実験に用いたいです。mRNAの作製方法に違いはあるでしょうか?
A8  動物実験用途では、夾雑物が少なく純度が高いmRNAを取得するため、アフィニティークロマトグラフィーによる精製を推奨しております。さらに、疎水性クロマトグラフィーで追加精製することにより、免疫原性の一因となる二本鎖RNAの除去が期待できます。