NucleoSpin® eDNA Water

沈殿法による環境水からのゲノムDNA精製プロトコール

NucleoSpin eDNA Water(製品コード 740402.10, 740402.50)

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試薬の準備すべてのBufferで沈殿が生じていないことを確認する。もし沈殿が生じていた場合は、50℃で30分間予温して沈殿を溶解し、室温に戻してから使用する。
この方法では追加のBuffer PREC(製品コード 740568)が必要である。試料量に合わせてBuffer PRECの必要量を準備する。
実験に使用する機器、資材はDNAで汚染していないものを用意する。
1.環境水の回収
マイクロチューブ
環境水40 mlを50 mlチューブ(各自で用意)に入れる。
Buffer PREC 800 μlを添加する(この段階で、室温で数日間保存できる)。
2.レジンへの吸着
1の溶液にNucleoTrap suspension 25 μlを加え、ロータリーシェーカーなどを用いて、室温で15~20分間混合する。
4,500×g、3分間遠心する。
上清を傾けて捨てる(またはピペットで取り除く)。
3.レジンの洗浄




1回目の洗浄
Buffer RESU 400 μlをレジンに添加し、vortexで懸濁する。この懸濁液を1.5 mlチューブに移す。
10,000×g、1分間遠心する。
上清を捨てる。

2回目の洗浄
Buffer WB 400 μlをレジンに添加し、vortexで懸濁する。
10,000×gで1分間遠心する。
上清を捨てる。

3回目の洗浄
Buffer WB 300 μlをレジンに添加し、vortexで懸濁する。
2 mlチューブにセットしたNucleoSpin eDNA XS columnにこの懸濁液を移す。
10,000×gで2分間遠心する。
ろ液を捨てた後、新しい1.5 mlチューブ(各自で用意)にカラムをセットする。
4.DNAの溶出
Buffer BE 100 μlを添加し、蓋を閉めて、5~10秒間vortexで混合し、レジンを懸濁させる。
室温で1分間静置する。
10,000×gで1分間遠心し、DNAを溶出する。

<注意>
使用時には、詳細は必ず添付の英文説明書を確認すること。

  NucleoSpin® eDNA Water