豚熱ウイルス・アフリカ豚熱ウイルス検出試薬

血清・臓器乳剤からの核酸精製プロトコール

血清からの核酸精製プロトコール

NucleoSpin Virus(製品コード 740983.10/.50/.250)
以下リンク先をご参照ください。使用時には、取扱説明書もあわせてご確認ください。
 血漿・血清からのウイルス核酸精製プロトコール

臓器乳剤からの核酸精製プロトコール

NucleoSpin RNA(製品コード 740955.10/.50/.250)
※NucleoSpin RNAの標準プロトコールにある「DNase処理」工程を省略し、以下のプロトコールで実施します。
使用時には、取扱説明書もあわせてご確認ください。


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試薬の準備
 
Buffer RA3が添付の英文説明書に従って調製されていることを確認する。
1.サンプルの準備
 
臓器乳剤(10%乳剤遠心上清)100 μlを準備する。
2.サンプルの溶解
Buffer RA1 350 μlおよび2-メルカプトエタノール 3.5 μl(終濃度10~20 mMのDTT
またはTCEPでも可)を1の臓器乳剤に添加し、均一になるまでボルテックスで激しく攪拌する。
3.ライセートのろ過
NucleoSpin Filter(紫のリング)をCollection Tube(2 ml)にセットする。
2のライセートをNucleoSpin Filterに添加し、11,000×gで1分間遠心する。
4.エタノールの添加
 
 
NucleoSpin Filterを取り除き、ろ液に70%エタノール350 μlを添加し、よく混合する。
(スピンダウンは避ける。スピンダウンした場合は沈殿物も全て5のカラムに添加する。)
5.カラムへの吸着
NucleoSpin RNA Column(水色のリング)を用意する。
4の溶液をカラムに添加し、11,000×g、30秒間遠心する。
カラムを新しいCollection Tube(2 ml)にセットする。
6.メンブレンの洗浄
1回目の洗浄
Buffer RAW2 200 μlをカラムに添加し、11,000×gで30秒間遠心する。カラムを新しいCollection Tube(2 ml)にセットする。
2回目の洗浄
Buffer RA3700 μlをカラムに添加し、11,000×gで30秒間遠心する。ろ液を捨てた後、再び同じCollection Tubeにセットする。
3回目の洗浄
Buffer RA3250 μlをカラムに添加し、11,000×gで2分間遠心する。カラムを新しいCollection Tube(1.5 ml)にセットする。
7.溶液の洗浄
RNase-free H2O 60 μlをカラムに加え、11,000×gで1分間遠心する。
溶出した核酸溶液は、-20℃または-70℃で保存する。
Buffer RA3
製品コード 740955.10(10回用)の場合:Wash Buffer RA3(Concentrate) 6 mlに96~100%エタノール 24 mlを添加する。

<注意>
使用時には、詳細は必ず添付の英文説明書を確認すること。

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