糖鎖の高感度分析法-ピリジルアミノ(PA)化法

ピリジルアミノ化糖鎖とレクチンの相互作用の解析

従来は、蛍光偏光度測定に適した標識糖鎖の調製が困難であったため、蛍光偏光による糖鎖とタンパク質の相互作用の解析はあまり行われていなかった。TaKaRaでは多くのピリジルアミノ化(PA化、Ex: 310 nm; Em: 390 nm)糖鎖標準品を販売しており、また未標識の糖鎖もGlycoTAG(製品コード GT100)、PALSTATION(TaKaRa Code CA4000)を用いることにより、収率良くPA化標識することができる。以下は、Full-Range BEACON 2000を用いた、種々のレクチンとPA化糖鎖の相互作用の解析例である。

(1)用いた市販レクチンの特異性とピリジルアミノ化糖鎖

(市販レクチンはすべてボーネンコーポレーション製です。)

(2)レクチンとピリジルアミノ化糖鎖の結合の測定

【方法】

  Binding Mixture(100 μl)
 
100 mM Tris-HCl(pH7.5)
100 mM NaCl
1 mM CaCl2
1 mM MnCl2
0~3000 μg/ml lectin
500 nM PA-Sugar Chain
(1 μM PA-Sugar Chain for ConA)
 
Room Temperature for 30 min
 
Fluorescence Polarization by Full-Range BEACON 2000
(Ex: 310 nm; Em: 390 nm)

【結果】

得られた測定値をグラフ作成ソフト(GraphPad PRISM, 製品コード GP100)を用いてプロットし、カーブフィッティングを行った。いずれも、従来からいわれているレクチンの糖鎖結合特異性と非常によく一致する結果を示し、Full-Range BEACON 2000とPA化糖鎖を組み合わせて用いた、糖鎖とタンパク質の結合測定法の有用性が示された。

 各種レクチンとピリジルアミノ化糖鎖との結合

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