pAUR316 DNA

pAUR316ベクターを用いたGUSタンパクの発現

pAUR316 DNA(製品コード 3605)



【方法】

pAUR316のクローニングサイトに、A. oryzaeのアミラーゼ遺伝子のプロモーター、E. coliのβ-グルクロニダーゼ(GUS)遺伝子、ターミネータを挿入してプラスミドpAUR316-GUSを作製し、これを用いてA. nidulans FGSC89株を形質転換した。選択培地としては、2 μg/mlのAureobaisidin Aを含むSD培地を用いた。得られた形質転換体から全DNAを抽出し、PCRによりGUS遺伝子の存在を確認した。形質転換効率は8.4×102形質転換体/μgプラスミドDNAであった。形質転換体をマルトース・ペプトン培地で2日間培養した後、菌体を抽出バッファー中でガラスビーズを用いて破壊し、細胞抽出液を調製した。そして4-methylumbeliferyl glucuronide(4-MUG)を基質として細胞抽出液中のGUS活性を測定した(下記文献参照)。

【結果】

形質転換体は274.5 pmol/min/mg proteinのGUS活性を示した。



《参考文献》
  Tada, S. et al(1991)Mol. Gen. Genet. 229, 301-306.

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