マウス頭蓋骨から樹立された骨芽様細胞MC3T3E1の培養において、産生されるGla型オステオカルシンを定量モニタリングした。
培養条件 | DMEM、10%FCS、ストレプトマイシン/ペニシリン含有 |
細胞数 | 播種時 1×106細胞/10 cmシャーレ 1枚
70%飽和培養から100%飽和へ移行させる。 |
使用培地量 | 30 ml/10 cmシャーレ |
測定条件 | 0.5 mlずつ培養上清を経日的サンプリング、原液で測定 |
培養日数(day) | Gla-OC濃度(ng/ml) |
Blank(培地) 1 5 10 20 22 24 |
0.000 0.559 0.515 0.863 3.500 4.364 3.856 |
<結果>
本実験では、細胞に対する培地量を多めに設定し、途中の培地交換を実施せずにモニタリングを続けた。24日以降については、培地交換を実施したため、データ取得していない。
10%FCSを含む培地を使用しても、培養上清中のGla型オステオカルシン産生が確認できた。
培養開始日および30日目にアルカリ性ホスファターゼ染色を行った。
アルカリ性ホスファターゼ染色には、
TRACP & ALP double-stain Kit(製品コード MK300)を用いた。
培養0日目 |
培養30日目 |